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2019年08月30日
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カテゴリ:本に親しむ
副題は ―未踏領域のデザイン戦略―

 新書に挟まれていた広告を見て、久しぶりに著者の本を読んでみたくなった。 以前に読んだ本を探してみたら、ついこの間読んだような気がしていたが、なんと早20年以上が過ぎていた。なんとなんと、、、
その時の記憶として、  一歩、高みから今の社会を眺めて、フレームを外して改めて物事を見直してみる、というその考え方がとても新鮮だし、これからの考え方になるなと思っていたこともあるので、興味津々に、、

以下、目次

巻頭言 デザインの可能性について 村井純

第一章 「デザイン」を広義に解き放つ

 「コミニケーション」をデザインするとは?
 激変するコミニケーション
 トータルな視点が問題解決につながる
 イメージさえあれば何でもできる
 「デザイン」はより良い日常へのツール
 狭義から広義へ「デザイン」を解放する

第二章 「未踏領域」をデザインする 慶応SFCでの実践記録

 1.授業の組み立て
  「履修選抜」で24人、6人で4つのチーム
  テーマは現実感がないほどのレベル
  大学の授業という「未踏領域」のデザイン
  ダメ出しはする、アイデアはいわない
  フェアの評価方法を熟考する

 2.学生たちのプレゼン事例
  防災「備食」
  オリンピック・パラリンピック「BOP2020」
  キャンパスビルド「籠森COMORI」
  強靭健康社会「USMEアスミー」
  強靭健康社会「健幸診断」
  本当の平和「多様性ネイティブ」
  本当の平和「笑 Pandemic」
  無二の私の幸福「3分ヒーロー」
  無二の私の幸福「あたりまえ?展」
  自分たちならではの視点が最強となる
  まず「自分事化」してみよう
  「右脳」と「左脳」のキャッチボール
  本質をつかむ若さのパワー
  合意形成の困難を肌で知る
  「もがき」はスキル向上の踏み台
  「未踏領域」の思考は「脳運動」だ

 3.学生たちの感想
  多様性が当たり前になれば、争いは減る
  国際会議に笑いを取り入れれば、国同士はいがみあわない
  相手の持ち物を知って、違う価値観を許す展覧会
  花を平和に見立てて、みなに受け取ってもらう
 
 「何のために?」「誰のために?」を考え抜く習慣が仕事を作り出していく

 4. Q&A
  抽象的な議論が続きますがそこ止まりで、ソリューションが出てきません
  ロジカルな議論はできるのですが、そこからソリューションに跳べません
  みんなで一生懸命話し、一生懸命作ったものにピンときません
  上手に自分の意見を通すには、どうしたらいいですか
  リーダー役になりましたが、チームがなかなかまとまりません
  チーム内の意見が対立した時は、どのようにすればいいですか
  反抗的、非協力的、無関心、不誠実なメンバーとは、どう付き合えばいいでしょうか

 5.対談 佐藤可士和×オオニシタクヤ
  アイデアをいわない
  慶応SFCの学生は議論ができる
  決断の早いチームがうまくいく
  注意・尻取りディスカッション
  リーダーシップとフォロワーシップ
  チームを駆動する「コンセプト」
  パカーンと光が当たってコンセプトを発見する
  頭から煙が出るほどやる

第三章 「視点」をつかむためのヒント
 デザインとは「ビジョン」を家設計すること
 「議題」→「コンセプト」→「ソリューション」
 前提を疑う、本質を探る
 耐久性のあるコンセプトを見つける
 行ったり来たりを繰り返す
 もがいて、つかむ
 数値の罠に気をつける
 「勘」と「感」を研ぎ澄ます
 「個人の感覚」を制御するな、むしろそこを掘れ
 「普通の感覚」を手放すな
 もっと根本的で動物的なことが大事になる
 経験値を高めて、多様な「視点」を獲得する
 反射神経、運動神経を鍛える
 「共創」の精神を養う

 「未踏領域」のデザイン戦略 教員リスト


 以下、本文から“”部、抜粋引用

 “日常とかけ離れたように見えるテーマでも、自分の生活との接点を探す。「これってこういうことでだよね」と、自分の生活の中でいい換える言葉を探してみる。すると、デザインの意味が身近になるし、納得してものづくりにも取り組めます。”

 “これからは、もやもやとわからない中から、何か光をつかんでいくような人材が必要だと思います。”


 “耐久性のある優れたコンセプトは、無限にアイディアを展開させることができます。発想を自由に、マインドオープンにしてくれるのです。すごい金脈を掘り当てたように、掘れば掘るほど良いアイデアがザクザク出てくるイメージです。
そのコンセプトはアイデアを「判断する物差し」にもなり、考えている方向がずれていないか、道からはずれていないかをガイドしてくれます。大きなプロジェクトを新しい場所へ、安全に導いていくためには、ブレない強い判断基準が必要です。“

  “しかし、現実社会はまさしく「理不尽」が「フォーマット」を凌ぐ場所です。フォーマットやフレームワークは、現場の分析や整理には役立つかもしれませんが、実社会では「フォーマットを使ったから解決しました」ということは、ほぼありません。
 僕は、ビジネス社会の最前線で仕事をしているという思いを強く持っています。そこでは、今、この瞬間に起こっていることを、いかに見極めるかが主題になります。“

  “何かを生み出す時、最初のプロセスをフォーマットや数値だけで構成すると、機能はまんべんなく搭載されているけれど、まったくほしいとは思えない、という、よくありがちな製品づくりにつながってしまいます。
 ある大手メーカーから、研究・開発の担当者を対象にしたセミナー講師の依頼を受けた時のことです。話を聞いてくださる人たちは、理工系の博士号を取っているような方たちばかり。その時、僕は最初に「雰囲気とか、たたずまいとか、そういう感覚にどう向き合っていますか」と問いかけてみました。これは、ブランディングでいう「知覚品質」つまり、単に製品の機能・性能だけでなく、目に見えない信頼性やサービス、雰囲気なども含んだ価値のことをいっているのですが、皆さんは答えに困っているようでした。
 メーカーの製品づくりでは、企画や品質至上が常識であり、そのために数値化が重要視されています。しかし、その常識が「知覚品質」に対する意識を遠ざけているのではないかと、感じることが多々あります。たとえば、一つの製品にあれもこれもと機能を搭載しまくり、結果的に消費者には難しくて使いこなせない、オーバースペックな製品になってしまったものも少なくないでしょう。
 かって、プロダクトにおける「機能満載」と「シンプリシティ」の対比として、大手家電メーカーとアップルの製品が、よく俎上に乗せられていました。いうまでもなく、機能をシンプルに絞り込んだアップルは、ものづくりに革命を起こしました。“

  “僕はデザインにおいては「カン」が一番大事だと思っています。カンには、勘どころが良いという時の「勘」と、感覚の「感」の二つがあります。”


  “「半学半教」を現代の言葉に置き換えると、それはまさしく「共創」です。「共創」の精神はいまや大学や仕事場だけでなく、家庭でも、社会でも、人が成長していくあらゆる環境と場面で求められるものです。”

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 大手メーカーの話は実感する。各部署の話を聞いて話を進めれば進めるほど、平凡で、しかも消費者目線ではなく、あれもこれもの使いにくい、内輪の満足目線の製品になっているのが現状。長年の組織の中でしみ込んでしまった体質から、あるいは組織の仕組みから脱することが難しいことがよくわかる。失われた30年にも、一部はつながる話だと考える。
遅まきながらも、著者のいうようなリデザインをやらないと、小手先のことではやがては消えていかざるを得ない。
 勘と感を磨いて物事をリデザインし直していく手法は今あらゆる場面で必要とされている。


 本書の中、さすがに言葉が洗練されている。使われる単語や言葉の定義がきちんと的を得ている。ぐたぐた書いてなくてシンプル、そんな言葉をいくつかを以下,
ほんの一例としてピックアップ、 取り出してみると平凡に見えるが、文章の中ではとてもわかりやすくて光っている。

 イメージさえあれば何でもできる/考え方を設計すること/コンセプトに耐久性があるか/アイデアに発展性があるか/問題の定義/何のために、誰のために/コンセプト・アイデア・ソリューション/フォロワーの流れをつくっていく/視点/光の当て方/課題とは問題を解決するための取り組みやテーマのこと/多様な視点を持っているか/etc


 最後にやはり、これ!  「共創」、、、今はこの時代、、  これができる場をあちこちに作って日々を楽しみたい!!













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最終更新日  2019年08月31日 07時49分45秒
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