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2020年02月23日
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カテゴリ:本に親しむ
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 1/3ほど読んで、積ん読状態だったが、パラパラとめくって、また読みたくなってきた。コロナの暗雲が立ち込めてきた今の心情に合っているのかも、
 ところで、数年前に読んだ部分をちょっとさかのぼってみたら、なんとセレンディピティか、昨年、覚えた彫刻家の名前が、 市内の何カ所かにこの方の彫刻が展示されていて、その時に知った名前だった。
 この本で読み返して、ざっと氏の歴史や考え方を知り、改めてまた、彫刻を見て回りたくなった。






さてそれはさておいて、まずは 以下目次、



 序 章  生きる 言葉と出会うということ
 第一章  歩く  須賀敦子の道
 第二章  掘る  舟越保武の「かたち」が照らす光
 第三章  祈る  原民喜の心願
 第四章  喪う  『論語』の哀しみ
 第五章  聴く  志村ふくみと呼びかける色
 第六章  見る  堀辰雄と風が告げる訪れ
 第七章  待つ  リルケと詩が生まれるとき
 第八章  感じる 神谷美恵子の静かな意思
 第九章  目覚める 寄り添うブッダ
 第十章  燃える 宮沢賢治と病身のトシ
 第十一章 伝える フランクルが問う人生の意味
 第十二章 認める 辰巳芳子と「いのち」
 第十三章 読む  皇后と愛しみが架ける橋
 終 章  書く  井筒俊彦と「生きる哲学」


 以下、本文から“”部抜粋引用

 “彫刻家の仕事は、石に像を刻むことではない。石から像を掘り出さねばならない、というのである。彼の言葉を借りれば「すでに埋もれて入っている」何ものかを掘り起こすことが、彼にとっての造形だった。彼にとって芸術活動とは、想像であるよりも発見だといってよい。それは何かを生み出すことではなく、隠れているものを送り返す行為だった。
 掘る事は彼にとって生きることと同義だった。私たちの多くは、そうした人生を送っていない。しかし生きると言うこともまた、何かを掘ることに似ていないにてはいないだろうかそれはやはり想像であるよりも、大いなるものの発見なのではないだろうか。“

 “目を閉ざさなければ自然の「声」は聴こえてこない、ゲーテは言う。ときに見ることは「声」の顕われを阻害する。祈るとき人は自ずと目をつむる。目を閉じるのは単に心を鎮めるためではないだろう。祈るとは本来、大いなるものに自己の願いを伝えることではなく、人が大いなるものの「声」を聴くことであることが、こうした素朴な行為によって明らかにされているのではないだろうか。”


 “影響とは、ある人物からもたらされるものであるよりも、その邂逅が契機になって、自己の中にある何かに気が付くことだと言った方が正確なのだろう。その意味でシュタイナーとの出会いは志村の芸術に決定的な出来事だった。”


 “人は、常に今にしか生きることができない。やわらかな風は、どこまでも今を愛せと告げる。語るのは自然であり、聴くのが人間であると言う公理を、風は幾度となく示そうとする。この小説の、真の語り手は「風」である。「風」は、彼方なる世界が確かに存在すること静かに、だが幾度となく告げる。”


 “五感は不安定な知覚であるとブッダはいう。五感を「五つの激流」と呼び、それに心を加えて「六つの激流」と呼んだこともある。ともすれば人間は、五感や自らの心情を押し流される。目覚める、とブッダが言うとき、それは心情の認知をふくめた六つの感覚を超えた認識を獲得し、その世界を生き抜くことだった。
 目覚めよ、と語るブッダのまわりには人間だけでなく他の動物までもが寄り添ったという。“

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 ボケーッと、生きてるんじゃない、ボケーッと、歩いてんじゃない、常に、目の前に対するものを受け取り、自分の内なるものに問い掛けて答えるという、五感を超越した感覚で対話を重ねる中から、感じ取ることができるのだろうか。
 それって、今まで抱いていた考え方を逆転させることでは、、、日々の生活の中で哲学することの面白さが。

 気づくか気づかないか、気に留めるか気に留めないか、なんか、今までバクと感じていたことに対して、これからの、より具体的な生き方の指針を示してくれたような気がする。
 忙しさにかまけて、何か大事なものが抜け落ちてるのではと思われる、今のような時代に、必要な考え方ではないかな。 お勧めの1冊!

 以下、補足

 第十三章も面白い。
 阪神大震災の時に皇后陛下が手向けた一束の水仙に、そんな深い意味があったのか、なるほど、これはともすればスッと受け流してしまう、普通にテレビを見ているだけでは見えない世界なのだろう。そんなことも書かれている。


 第十四章からは
 読んで書くことも、今までは何か受験勉強の思考の範疇から出ていないようなことをふと思った。もっともっと内なる世界から発せられる何かを大事にして、心を動かしていくことが肝要だなと、書くことも然り、筆の進むままにストーリーなど考えないで、、 よく芸術家がおのずと手が動いてしまうと言う、あの感覚を育てることが大事なのだ、きっと、、、 そんなことも改めて知った。

 最後のほうに、
 “哲学の原意は、人間が人間を超える叡智に直接触れる経験を指すからである。”とある。なんか哲学という言葉が、より身近になった気がして受け取りやすくなった気がする。
 よく言われるけど答えは外にあるのではなく、自身の内側にあるんだな、そんなことをわかりやすく再認識することが、できたような気がしている。
 



 

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最終更新日  2023年06月08日 02時14分21秒
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