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2020年06月01日
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カテゴリ:本に親しむ
美術館巡りは数十年続けているが、美術そのものをどのくらい理解できているのかは、はなはだ疑わしい。これはこれからも続けていくので、その際に参考になればとの思い。

以下、目次

第一章 美術品オークションと云う世界
 「オークション・ハウス・スペシャリスト」とは
 眠れる美術品と出会う旅
 目を鍛錬する
 鑑定―「人を見る眼は、モノを見る眼」
 有名コレクターの作品をゲットするチャンスは「3D」
 個性溢れるオークション・ハウスの顧客
 アートの「見巧者」達の美意識
 美術品の価格を図る「査定」
 美術品の値段順位はどうやって決まるか
 オークションの心理学
 オークション中には何が起きているのか
 オークショニアと云う指揮者
 買い手こそが「真の主役」
 一番緊張しているのは売り手?
 日本美術品の史上最高価格の誕生
 国宝級の仏像、ニューヨークへの旅
 トップ・コレクターが持つ“歴史の一部”を預かると云う意識
 皆をハッピーにさせた奇跡の「仏像」
 「プライヴェート・セール」で里帰りした「コレクション」達

第二章 私のアート半世紀
 私とアートの半世紀
 「日本美術史家養成ギブス」
 音楽と映画で開かれた西洋文化への扉
 新しいアートとの「第三種接近遭遇」
 突然「和」の如く
 「ニューヨークへ行きたいか?」
 クリスティーズとの縁

第三章 美術品を巡る世にも不思議な物語
 真贋を巡るドラマ
 「流転の極み」な屏風
 「命懸け」の網干屏風
 ビジネスシートに鎮座する壺
 「モノ」が「モノ」を呼んだ、室町絵画
 「たたりじゃ!」な仏像
 「涙」を誘った南蛮屏風

第四章 日本美術、その鑑賞の流儀
 「日本美術」とは一体何か?
 世界は何故日本美術を評価するのか?
 P・F・ドラッカーも日本美術の有名なコレクターだった
 奇妙な縁でつながる美術品の流転
 美術館が所蔵品を売る理由
 オークションに掛かった「日本美術の名品」達
  1.在るべき場所に里帰りした「襖絵」
  2.109年間のアメリカ出張を終えた「香炉」
  3.再会した「チャイナドレスを着た女」
  4.中国生まれ、日本育ち、アメリカ在住の「茶壷」
 アメリカの美術館が所蔵する「日本美術の名品達」
 世界に誇れる日本美術品は「文化外交官」である
 変化し続ける日本美術のマーケット
 世界が注目する日本の現代美術
 写真家の評価にみる「アート」の線引きの不思議
 私の選ぶ「必見日本美術」ベスト30

第五章 審美眼の磨き方
 一級の美術品は全て永遠の「現代美術」である
 私のお薦め鑑賞法
 「ホンモノ」を見抜く眼力の鍛え方
 オリジナルが放つアウラは複製できない
 出雲阿国からデコ携帯迄
 パンクシーが投げかける意味

第六章 美意識を生活に活かす
 「アートの遺伝子」の冒険
 日本人として「遺伝子」を作る責任
 「美術品のある部屋」のススメ
 自分好みの美術品をどう飾るか?
 美術品を買うことの意味
 美術品との出会いは人との出会い
 アートは「仕事に役立つ教養」なのか?








以下、本文から“”部、抜粋引用 

 “これだけ世界に認められている日本美術品に就いて、もし外国人から何か質問されたら、一体どれ位の日本人がそれに答えられるのだろう? これは広く云えば日本文化全般に云えることで、これに関しては私がロンドンで働いていた時、痛感したことがある。それはクリスティーズ・ロンドンの、いや世界の誰もが日本から来た私に聞きたいのは、例えば「禅」や「茶道」「神道」や「北斎」等の日本文化のことであって、誰もピカソやルノワールのことなんか聞きたくない、と云うことで、これは「人を知る前に己を知れ」と云うこと。”

 “私が現代美術を大好きなのには、大きな理由がある。それはまず、私が日々「死者のアート」を扱っているから。つまり作者が既に死んでいる「古美術」のことで、確かにこの古美術と云うモノの魅力は、そのものが辿ってきた歴史のロマンなのだから、古くて当たり前だ。だが、これだけ古いモノを扱っていると、時折超新しい、出来立てのホヤホヤの「生者のアート」を観たくなる。これは古いモノを観続けることに依って、私の「眼」が慣れて仕舞い、新鮮さを失って仕舞うことへの危機感、と云っても良い。
 そして現に現代美術を観ることに依って、私の眼は「更新」され、また新たな視点で古美術を観ることが出来るようになるのだが、この現代美術と云う「生者のアート」は、いつでも私が古美術を観る際に最も大事にすることを思い出させてくれる。それは、
「全ての美術品は、作られた時は“現代美術”である」
と云うことだ。“ 

 “美術の鑑賞法については、仕事柄もあり、頻繁に聞かれる。私からお伝えできることは、先ずひとつにはとにかく良いモノを沢山観ましょうと云うことで、これは前述のとおりである。
 もう少し具体的に、例えば美術展での鑑賞法のヒントを聞かれることもある。この時に云うのは、先ずは展示室ごとに自分の好きな作品を決めてみては?と云うことである。“


 “うまく云えないが人間には、美しい、とか凄いと云った、人類共通の「感動の琴線」みたいな物が存在するのではないかと思っていて、其処にリーチしない作品はなかなか残っていかない気がする。”


 “素晴らしい古美術品は何千年もの長い年月の間、日本を含めた世界の美術史上にこれだけ生まれたと言う事実は、
「“伝統”と云うものは“革新”の連続の結果である」と云わねばならない。そしてこの「革新」的創造こそが、我々に課された未来的な義務としての、「新たなる遺伝子」を作ることなのである。
 ・・・・・
 ・・・・・
「革新」を続ける事は辛く苦しいことだ。けれども、それが未来の「伝統」や「古典」になる可能性を思えば、また「遺伝子」たるアートの悠久な存在に比べれば、ほんの一瞬でしかない私達の短い一生で、それをやる価値は十分にあるのではないだろうか?
「遺伝子」を守りながらも、この「試み」を諦めずに続けると云うこと。それは生きていく、と云うことと同じだと私は思っていて、
・・・・・
 毎日ほんの少しずつでも自分を「革新」して行きたいと、私は日々、日本と外国を行き来ながら考えているのです。“

--------------

 日本人は一般的に足元である自国の文化を知らないとはよく言われること。もちろん、自身もそのひとり、国外での生活経験がある人はこのあたりのことはよく知っているのだろうけど、、、 そして、日本人はとかく皆が行くから行くというのが多いような、これも良く言われる。なんとなくそれだけで帰ってくるのはもったいないし、つまらない。もう少し味わえるようになりたい。
 とにかく、良いと言われる本物に接していることにより、目が自ずと磨かれていくのではとは思っているが、それだけでは不十分、、、

 鑑賞法、たしかに自分だったらこれだなっていう一品をまずは心に残すことだろうな。これは以前にH氏から教わったのでいつも心がけていることだけれども。

 人類共通の琴線のようなもの、 これは言えるなあ~! なんだかわからないけど心に響くものが確かにある。これは大事にしたい。

 著者が選んだ30選、約20ぺーじにわたり写真も織り交ぜながら紹介されているが、これはいい。お薦めのものはぜひ機会があったら接してみたい! 鑑賞する対象物を広げるには絶好の情報だ!

 そして現代美術にも俄然興味が湧いてきた! やはり、生きている限り日々、革新だ!





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最終更新日  2020年06月02日 14時30分13秒
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