カテゴリ:縄文文化 四
雨上り煩き程のつくつくし
「チアミかあちゃん アタイここにいていいの・・・」 「当たり前、もちろん、ワタシだってこの日をどんなに待ち望んだか・・・ホントはカーボウも一緒だといいのだけど・・・。」 「カーボウあんちゃんどうしてるかな、山の生活慣れたかな・・・。」 「オオイ・・・チアミ・・・ワシのミズは元気か・・・どうも寂しくてナ。」 「わー煩いのがまた来た、元気何も、さっき来たばかりじゃない・・・寂しくても面倒見られないでしょう・・・それにミーちゃんは年頃、いくら親子と云っても血はつながってない訳だし、二人きりではまずいでしょ、だから家で引き取ったの。ミズだって家で引き取るのが一番でしょう、分かった」 「分った、分かってるよ・・・でもな・・・。」 「デモもストもないの・・・昼間はいないのだし夜だって面倒見られないでしょう・・・アタシにまかしとけばいいの、家だって飯位なら面倒見ても良いけど泊まるのはダメだからネ。何回いったら分るの」 「フフフ・・・オグマとおちゃん、アタイがお嫁に行ってあげようか・・・。」 「バカ言うな・・・この村の子供はみんなワシの子だ、ちゃんと相応しいムコ殿を探してやるわい、おかしなこと言うな・・・。ワシはもう帰る・・・またクラ・・・」 どうやら無事にみんな帰れたようですね。縄文村は通常の生活に戻った様です。 しばらく休んでいたので、簡単に説明すると、ムラオサの所のホノカ様がはやり病で無くなってしまいました、その時ムスメのミズが来ていてうつってしまいました。 そこでそばのシカダ村に隔離病棟の様なものを作り、免疫のあるミーちゃんが付き添いで治しました、 チアミちゃん達はうつっているかも知れないので準隔離病棟みたいなところでミーちゃん達をサポートしてましたが、亡くなってから一月ほど様子を見て病気がでなかったので帰れた次第です。 ←よろしかったらポチっと お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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