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カテゴリ:アレンジ
僕は笑って見送るだろう
傍らから飛び立つ小鳥を 僕は振り向きもしないだろう 甦りはしない過去に 見るがいい 澱んだ水が今日もとうとうと 路の片隅を流れていく 少女よ 泣かないで欲しい ガラスの世界の中で人は わずかな亀裂をも 恐れながら生きている 僕にはわかっている 終幕を綺麗に飾りたい気持ちを だからメッセージを贈る 餞の花をそっと添えて 僕らの国は不思議なくらい 和を尊ぶ国で きっと僕らは天邪鬼なんだろう 少女よ そっと見送るがいい 惜しまれながら去る それがこの国の美風 渇いたその人の心も報われることだろう 聴くがいい 壊れかけたバイオリンが 想いを素直に奏でれずに 錆びを振り払いながらむせび鳴く 少女よ 微笑んで欲しい いつか触れた心の欠片が 木枯らしのレクイエムに 舞っている お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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