蒼き詩人の世界

2005/05/08(日)21:56

誰かのクラクション

尾崎 豊(59)

街のどこかで誰かのクラクションが泣いている あやまちが君を孤独の淵に彷徨わせても 御覧よ この世界のすべては 君が実感するために存在しているんだ 日々の暮らしで君を想い 静かな笑みを浮かべる 君が守ろうとするものは 君の孤独を浮き彫りにして 晩春の風の中にさえ 「なぜ、わたしは泣いてるの?」 心に霧をかけてないかい? 君に心から愛されているかと 自分に問いを投げかける 感性を共有したことならある気がする と答える かざらぬ君を 素顔の君を 本物の君を  裸のままの君を 安らかな君のいつか見た微笑(え)みを いったい僕はどれくらい 心を塞いでいたのだろう すべてが僕の偏見の前に沈黙を続けていた そしてそれが現在の僕の姿だ この迷いは何時はじまり 何時終わるのだろう 僕が世界を閉ざしている間に この世界で誰かが去って行き 誰かが訪れている さあ 瞳を開けて 取り囲むすべての人たちに メッセージを送り サインを受け取るんだ・・・

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