2005/08/22(月)21:40
若者の詩
誰か明日を指してくれないか
死んだら灰だと人は言う
ただの物質だと人は言う
人は尊い存在だと信じて已まなかった
そんな時が懐かしい
一寸先は闇だ
出世する為に必死で生きてきたものが
倒産の憂き目にあい奈落の底に堕ちる
築いてきたものが
一瞬で価値がなくなる
欲しいものを手に入れたくて
金を稼ぐけれど
本当に欲しいものがわからない
明日を指してくれ
方向を示してくれ
何の為に生きているか
生きる意味を教えてくれ
人が単なる物質で
草木や犬猫と変わらぬならば
何の価値があると言うんだ
何が人生なんだ
行く手を示してくれ
先の見えない時代に