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テーマ:合作ポエム しよ!(269)
カテゴリ:合作
二人歩いていた並木道を
今は一人で歩く 若葉が萌える時節に 二人は出逢ったんだったね 照りつける眩しい日差しに 呼応するかの様に 二人の心も熱くなった 満たされていた すべて満たされていた 紅に色づきときめいた まるで季節と逆行するように 真っ白な世界になっても二人は 温かく乗り越えたはずなのに なぜなの? あなたはわたしを残して 薄紅色の蕾が一斉に開く 風に舞って嬉しそうに 暖かな光が柔らかくわたしを包む 誰かは言ってた 「桜は 『出会い』と『別れ』 両方を意味する」 今はそれがわかる気がする 大丈夫よ また新しい花が開くから わたしは一人 ここで穏やかな光に包まれる 2005.3.27 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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