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テーマ:青い心で詩を書こう(493)
カテゴリ:現代詩
ベタだけど大晦日の夜に
熱くてしょっぱい蕎麦をすすれば 何処からか知らぬが鐘の音が 寺が近くにあるわけではない 肉の耳には聴こえない されど脳幹に染み入る鐘の音だ 我が煩悩は百八つでは収まるまい 夢の中でさえ煩雑な思考が駆け巡る いつの時も浮世では無にはなれぬ 眠さも手伝いボーっとしている 何も考えず過ごす年越しもよかろう 鐘が「お疲れ様」と言っている しみじみと年を終えよう おぼろげに新年を感じよう 儀式などは無用だ 朝になったら「おめでとう」 それでいいではないか ただ鐘の音の響きを感じながら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.01.01 00:00:06
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