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テーマ:青い心で詩を書こう(493)
カテゴリ:現代詩
なんでも器用にこなす姉を
私はいつも羨望の眼差しで見ていた 年頃になった私はいつしか 憧れの気持ちを封じ込めた そう同性として図らずも 好敵手(ライバル)として この眼に映ったから 女としての性がそうさせてしまった そんな私の心情を見透かしたように 姉はさりげなく手を差し伸べてくれた 私は躊躇いながらもその手を握った 離れて今もなおそのスタンスを崩さぬ姉に 私のつまらない意地も融けてしまったけど 幾つになっても追い越せないのはやっぱり悔しい 一応 私も女だから お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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