蒼き詩人の世界
カテゴリ未分類53
現代詩1548
合作255
アルチュール・ランボー22
尾崎 豊59
アレンジ197
小説、ドラマ、マンガ8
Bonnie Pink12
旅行記9
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あの時のあなたはとてもやさしい顔をしていましたふと不安に感じたのは別れの予感だったのでしょう憎しみのエクスタシーがこの頬を撫でまるで血の気が引くように取り憑いたものが身体を去った不思議と穏やかに流れた平和な時間の中でひとときのまどろみをしてなんて優しい表情をしていたのかしらわたしを見つめながらもどこか遠くを見ているようなそして何も言わずあなたは姿を消したのです
2008.06.10
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今日はあなたといつもより長くお話できたからそれだけで嬉しいのです想いを伝えるだなんて大それたことは考えていませんあなたと言葉を交わすのを今か今かと待ち望みやっと至福の時間を過ごす話したかった事言えたかなあれも言うはずだったのになそんな事を思いながらもあなたとの時刻の余韻に浸って今も胸をときめかせているのです
2008.06.08
私も元気です取り巻く環境は厳しいですがぬらりくらりと生きていますあなたのコンディションが悪い事さえ気がつかずにただ便りを待っていましたああ 私もすべてのものを塗り直すことができたならでもそれは時間のかかることでしょう感じたことをすぐに余すことなく表現できたならなんて良いことでしょう交差点の真ん中で詩の一節を思い浮かべては書き留めることもできず慌しく生きていますわたしにとって詩の素はエーテルのように其処彼処にあるようで対流を続けては逃げていきます
2008.06.07
窓辺で頬杖をつく君を見守ることしかできなかった僕は本当は背中越しに肩を抱きたかった憂鬱も不安もまるめてさらってしまいたかった君を守ることに躊躇した僕はそこから進めなかったただ呆然と君を見ていた
2008.06.06
追憶のセピアの君ももう僕には微笑んではくれない二人のメロディも旋律を忘れ開かれる事のないオルゴールの中描いた明日が違っていたから?そんな事さえもうどうだっていい事だよ失われていく愛しかった輪郭が忘れじの感触が僕を捉えたその瞳さえも瞼に浮かんでいたセピアもすっかり色を失いモノクロームへそして影へと化していく耳に残るは映像が途絶える手前のモノクローム・ノイズ
2008.06.05
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私は怖かった素の自分と向き合う度にまだ見ぬ本性が見えてしまいそうで私は探していたわたしを無難にそこそこキレイに見せてくれる色をそうして保護色を重ねていくうちに私はカラスになってしまった今 私に似合うのは闇だ
2008.06.04
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首に纏わりつくイカを振り解いたなら一息ついてYシャツのボタンをひとつ外してまた溜め息をつく会社を出たり入ったりその度に絞めたり緩めたりでまだ社会に浸透しきれないクールビズに緊張と弛緩を繰り返すのだ
2008.06.03
ジトジトした町で途方にくれる君心に溜まる埃を振り払いたくてもがいているんだね僕が風になろう時空を超えて君の頬を撫でていこう君の心に入り込み渦を起こして煩わしさも惑いも吹き飛ばして通り過ぎていこう
2008.06.02
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その手に触れた瞬間やさしい人柄を感じるような触れた後にそっと頬擦りをしたくなるようなやわらかくもあたたかい心地良い感触
2008.06.01
たとえ君が何かに悩んでいようと取りつかれたものを振り払えずにもがいていようと君の言葉が聴けたのならばなぜか安心できるんだ僕って勝手かい?
2008.05.31
伝わったかしら耳元でそっとつぶやいたありがとう喧騒の中で消えそうな声であなたに伝えた言葉感謝の気持ち少し痩せたあなたの肩に腕を廻しながらささやいた聴こえたかしら伝わったかしら怪訝そうに聴き返すあなたに幾度もつぶやいたあなたに会えてよかったいままでありがとうと
2008.05.29
君の詩心が殻に閉じ篭っているうちに季節はまた移り変わろうとしているそういう自分も冴えない言葉で怠惰な日常をスケッチブックに落書きするこの頃だねぇ また僕とセッションしようよそんな台詞まだ言えはしないけどその心が潤いを感じて萌芽を始める頃自分もまたその恩恵に甘んじる機会を得られる事だろう期待していいかい?
2008.05.25
休日に寝過ぎるのは健康に悪いだとかそんな事はどうでもいい普段は寝れないような時間に寝る事ができる贅沢に浸れるそれが休日の幸せ
他の誰よりも僕の腕に抱かれたほうが君は安らかに眠れるんだそんなささやかな優越感を抱いて君を両手で抱く勝手に君の事を幸福なんだと決めつけて僕の心は安らぐ
2008.05.24
嘘をついてしまったのあなたに嫌われたくなかったから本当の事を言ったらそれでピリオド誤魔化しちゃっただって全部説明するのが面倒だったものあなただって途中で飽きちゃうでしょう本当は嫌だけど平気って強がり心の軋む音に耳を塞いでそれが大人だと言い聞かせるの嘘は罪なんて誰が言ったんだろう本当の事ばっかり言っていたらこの世は行き詰っているばかり
2008.05.23
たとえばキスをしながら互いに顔を引っ掻き合うような二人でも一日の終わりを共に過ごせるのならそれでいいよねさあ 気を張るのにも疲れただろうおやすみ 君
自分の姿を自分で見る事はできないから他人の醜い部分ばかり見てはひとり悦に入ったりするだから時々心の鏡に映してみるんだ真実の我はどんな顔をしているのかと本当の自分はムンクの代表作みたいに歪んではいないかとそう考えた瞬間俺の心は両手で頬を押さえていた
2008.05.22
最近の俺は後悔はしない反省をしたならば次はこうしようと決めるだけだ落ち込んでいる暇はない落ち込むには時間が勿体無い人生のリミットを肌で感じながら躍動できる時間の少なさを悟りながら足掻くように進んでいくポジティブ・シンキングポジティブ・シンキング念仏のように唱えるそうだ俺には後悔の時間などないのだ人生における青春は短い心が弾まなくなった時俺の青春は終わるのだ
2008.05.21
たとえば異性に出会ってその人が恋愛対象外だとしてもまた逢いましょうと笑ってバイバイできるそんな人たちが増えていけば心が豊かになれるそんな気がする
2008.05.20
明日になればまた似たような悩みや苦しみがその身に降りかかるかもしれないだけど今はすべてを投げ棄てておやすみせめて今は惑いなく穏やかに眠ってほしい安らかなその顔が明日の幸福を呼ぶのだとそう信じさせてくれないかその寝顔を瞼に浮かべて俺も眠るからおやすみ
2008.05.19
畏れるな詩なんてそもそも刺身のツマにもならぬではないかそれなのにこの俺は思うがままに書けないもっと滅茶苦茶に出鱈目に楽しみたいのに一種の詩における良心がそれを許さないのだ未完成を嫌うのだ妥協を許さぬのだもはやプライドと呼ぶにも憚られる詩に対する畏怖の念に苛まれ時に書くことを放棄するのだ
2008.05.18
「大丈夫だよ」僕の繰り言を子守唄代わりに君は眠るたとえ君にとって僕が父親のような存在でもラジオのDJであろうと詐欺師であろうとどうだっていいんだそして僕は君の寝息を子守唄代わりに眠りに落ちるきっと安らかな顔を浮かべている事だろう
2008.05.15
君は唄うやさしい幻かつてのトキメキ微かな涙の痕よせばいいのに哀しみを唄うことが君の慰めになり唄うたびに侘しさを増す君はつぶやくこれしか知らないのと過ぎ去りし恋の唄愛しきエレジー
2008.05.14
ウキウキやドキドキばかりじゃ物足りなくて時に僕らはゆきずりの関係を亜空間に求める恋の真似事にひととき酔っては肩から忍び寄る刹那さをしゃぶり尽くすんだどんな言葉で慰めればいい?怠惰な感じがたまらないんだよね埋め尽くせはしない虚しさを見て見ぬふりをしては会話を続けるあてどなくただあてどなく
2008.05.06
既に初夏の匂いさえ感じられるこの頃素足を晒したカモシカたちが街を行き交う温暖化でサバンナと化したコンクリートジャングルに漂う蜃気楼細める眼の先を颯爽と過ぎ去るカモシカ最早それがしなやかであろうと棍棒であろうとどうでもよいのだ清涼剤のように眼を覚ませ横切るカモシカたちにささやかな感謝を
2008.05.01
君と僕の間にもう虹はかからないもう僕の為に泣く事もないだろう無表情な君がただ其処にいるだけいつか聴いた調が胸をよぎっても君と繋がる空間はもうないから共に過ごした時間のやさしさの都合の良いウワズミが現在を支配する限り無く透明なウワズミが僕を悩ませそして慰めるのだ
2008.04.26
君の言う事をひとつひとつ真に受けていた僕はおばかさんだったのだろう君の見栄と誤魔化しの言葉なんて大概にして聞き流せばよかったのになにより君の強がりを見抜けなかった僕は未熟だった君はきっと掌で躍らせてくれるそんな相手を求めていただろうに僕は君を置いて旅に出てしまった忘れじの花よ
2008.04.25
あなたと出逢ったのは確か今日みたいな陽射しの午後何を話したとかどんな風に別れたとかすっかり忘れてしまいました想い出に鍵をかけた事すら忘れていました鍵もすっかり錆びれた事でしょう痛みや苦さと言うものはおおよそ過ぎてしまえば曖昧な想い出になる淡いままで眠らせておきましょう
2008.04.24
逃げるように階段を駆け降りた君呆然と見送った僕伽藍堂と化した宮殿で僕はまだ椅子に腰かけているガラスの靴はまだ広間の隅に置いているよだけど君の事を捜すなんて野暮な事はしない僕まで下界に降りたならお城ごと消えてしまうからとり残された宮殿の中でひとり円舞曲を踊っていよう魔法がかかっているうちはこの世界で王子でいられるから
2008.04.23
あなたに送りたい言葉はいつもまとまらなくて今日も便箋の上をすべっています想いが溜まるほどに宙を舞い綴ろうとするたびに堂々めぐりで今夜もモヤモヤと浮かんでは掴み所もなく流れて消えるあなた宛の手紙はいつまでも送れないまま
2008.04.22
舐めて溶かすのはなんだかちょっとまどろっこしくて奥歯で噛み砕いてしまえばなんとも言えない酸味と甘ったるさが舌を支配するそんなチープな味が癖になるでもちょっと自己嫌悪
2008.04.21
無理に過去を否定しなくてもいいよ昨日の積み重ねがあって今の君がある悲しい過去なら忘れたいけれどきっといつかそんな出来事が今の自分を育ててくれたそう言える日が来る過去を愛して今を愛して今日が過ぎて昨日と呼べたらまた愛せるように生きていけたらいいね ~YUIの某曲のタイトルに触発されて
2008.04.20
これまで何度ウキウキした気持ちを殺して踏みとどまってきたんだい?迷い始めた時君は即に後ろ向きになり自分から逃げる作業を始めている躊躇は熟考と違い誤った決断を呼ぶ自分が変われる自分にとって良い事だそう感じた閃きを信じて前に進んでみないか
2008.04.19
人は抱き合うことが好きだおまえは彷徨うのが好きだいつからか躊躇して立ち止まる事を覚えたおまえの詩よ右も左もわかなくていい感じたことを言葉にできればその苦しみを叫びにすればおまえは魂の放浪者おまえの詩は旅を求めている
2008.04.18
買いもしない宝くじにあたる願望や時間潰しで有り金をするようなそんな日々にさよなら俺は明日をデッサンする明日の実現の為に今日をイメージするそして行動する根拠のない自信に少しでも確証を得る為に明日をデッサンし動くのだ
2008.04.17
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小さな駅へと歩く途中かわいい子犬と逢ったものだ子犬は尻尾を振って近づいてきた俺は頭を撫でながら言った「ごめんよ 何も持ってないんだ」それでも子犬は尻尾を振り続けた俺が何も持っていないと悟った後も犬から離れて歩き出した後も
もしも憎む事で私を忘れる事ができるならどうぞ憎んでください憎みきれないと言うのなら悪い女を演じてみせましょう多少の噂は気にしないでみます忘れてくださいあなたの生き霊が肩に圧し掛かって辛いんですそして違う誰かと巡り逢ったならふと想い出してみてください別れてよかったとその時に思えるならばそれで本望なんですだから忘れてください
2008.04.16
夢見ているうちは楽しいけれどいつまでも遊んでばかりもいられずふと我に返ればタイムリミットを気にしながらここが御伽の国だと気づくせめてもう少しだけまどろみの中に身を置いてゆるやかに廻っていましょう白馬にまたがってすっかり王子様の気になってイルミネーションの眩しさに目を細めながら
涙が乾いたらきっと君は生まれ変わるんだよ忘れたい過去ばっかりだったら大人になる度に辛くなっちゃうよ昨日を愛せるように流した涙さえ懐かしく思えるようにそうして今日や明日が過ぎていく毎に昨日に微笑む事ができるんだそれが現在を生きる糧になるだから昨日を愛せるようになって欲しい
2008.04.15
君の詩は驚くほどに頑なで微笑ましいほどに意固地だもともと詩を書く者は繊細さを持ち合わせているから仕方ないよね表現の未成熟ゆえに第3者に伝わらない事に対して苛立っている青二才ぶりはかつての俺を彷彿させるよく語る事なんだけど詩ってさ 時に書き手の意思から離れて読み手の中で生きるもんなんだよ器が小さいとギスギスしてヒビが割れちゃうぜ小さくまとまるなよ君の詩
その頑なさはまるで蒼い果実のように口にされるのを拒んでいる熟れるのを恐れこの蒼さこそが誇りと言わんばかりに固く固く身を守るのだ空腹の人の手に取る気も失せる蒼い果実
2008.04.14
君からもらった桜の便りが届いてから数週間僕の町の桜も咲き初めましたようやく薄紅色の季節がやってきたようですもうすぐダンスが始まり絨毯が出来ることでしょうそして僕は遅咲きの桜に酔いながら隣に君のオーラを感じるでしょう
2008.04.13
わたしは夜毎あなたに逢いに行っているこの空を飛んであなたの街へ窓の向こうにあなたが見える今日は憂いを含んでいるのあなたに逢いに来た証としてこの羽根を落としていきましょうあなたは気づいてくれるでしょうか部屋の窓に張り付いたこころのはね ひとつ
君の心ならわかるよ君は僕だから僕には聴こえる君の息遣い目覚めた時の君の表情が伝わってくる離れていても手に取るようにわかるんだ少し怯えた瞳もその後れ毛も紅潮した頬も胸の鼓動も腰も 腿も 脛さえも愛欲が強いと歪んで見えるからほどほどにして今 僕は君なんだ
傷ついた過去を引き摺ってうじうじしているよりも傷ついた事を乗り越えた自分に胸を張って生きていけばいい簡単な事だろうけどおまえは誰かに話したくて誰かにわかって欲しくてグチグチ言い続けるんだろう終わった事を蒸し返しては過去の自分の境遇を嘆き周囲の人間の嫌なところを並び立てては一人満足するそんな事を繰り返しておまえは終わらないループの中で同じところをグルグルまわっては気を紛らせていくのだろうこれからもずっと
2008.04.12
出逢ったのはとあるサイト話がはずんで夢中になっていつしか貴方なしではいられなくなった恋心を抱いた頃に貴方は他所の人と仲良くなって私が見ているの知っていたんでしょもう何年も経つのにそんな他愛の無い出来事に執着している私は愚図です今となっては単なる遊びってわかるけれどそれでも傷ついた私は未だに貴方を恨んでしまうのです
あなたとはじめて出逢ったのはうららかな春の午後でしたそれ以上は想い出せません淡いままの想い出がやさしく私を包むから想い出さなくていいのですあなたとはじめて出逢ったのは今日みたいな日でしたそれ以上は想い出せませんそれでいいのです
2008.04.11
君の泣き言を聞くたびにどうでもよい気分になるはじめは親身になって聞いたつもりだったけどそれがしょっちゅうになるとね君は君で零す場所がなくてそこで泣き言を言っているんだろうけど自分まで弱くなりそうで時々耳を塞ぎたくなる
2008.04.10
変化の時こそチャンスだ!変化に戸惑うな流されるな主役は君だ変化の時の経験は後に己の財産になる変化を恐れるな
2008.04.09
俺は逆境は厭わない今まで何度も乗り越えてきたつもりだからだけど詩については勝手が違う人生の途上においての逆境はどんと来いでも詩が書けない事に対しては手の打ち様がないだからとりあえず書き続ける自分の中でパッとしなくても詩人と名乗る限りは書き続けたいのだエラ呼吸や皮膚呼吸みたいに今はぎこちなくともいつか胸いっぱいに息をしてみたい俺の詩はそんな夢を見ながら上り坂を歩き続けるのだ
2008.04.08