道路特定財源より深刻な問題!
今日4月1日は、新年度の初日でありエイプリルフール「4月馬鹿」の日でもある。何か大法螺でも吹いて驚かせようと思ったが、今日までぎりぎり待ってガソリンスタンドで給油したら、150円に届こうとしてしていた価格が、なんと128円になっていて、この話題の前では法螺を吹いても面白くなさそうだ。1回の給油で1,000円近い節約となり、4台しか車がないとは言え、我が社にとっては大変な節約となる。おまけに契約しているスタンドが、値下げをやってくれたのだから、「有り難いね」と顔見知りの店員にお礼を言ったほどだ。但し、スタンドにとっては、文字通りの出血サービスで申し訳ない気もする。しかし、従来の価格のままのスタンドは、どこもガラガラで、この価格差の前には、どんな理屈も通らない。この一度安くなったガソリンをまた値上げなどできるだろう。それくらい、皆切実だと思う。しかし、この道路特定財源の問題に隠れている、これ以上深刻な問題だと思われることが今日4月1日から始まる。それは『後期高齢者医療制度』。2008年4月から始まる予定の「後期高齢者医療制度」は、75歳以上のお年寄り全員から、あらたな老人健康保険料徴収を予定しています。平均的厚生老齢年金受給者の場合、月平均6200円の年間7万4千円もの負担増です(厚労省試算)。月に1万5千円以上の年金収入があれば、老人健康保険料は、介護保険料とあわせて年金から「天引き」されることになります。これまで扶養家族となっていたために、健康保険料負担がゼロの高齢者は、激変緩和措置として2年間は半額になる措置が取られますが、負担増に変わりはありません。年金収入が月に1万5千円にならない人は、老人健康保険料を現金で納めなければなりません。保険料を滞納すれば健康保険証を取り上げられます。なんと、介護保険と合わせて年金からも「天引き」するとは。私は、お恥ずかしいことに『後期高齢者医療制度』について詳しく知らなかった。80歳を過ぎた母に送られてきた保険証と、そのパンフレットを見て唖然としてしまった。いくら医療費の増大が深刻な問題とは言え、この制度はひど過ぎる。因みに、母は先月まで私の扶養として健康保険証(社会保険)を持っていたが、今月から後期高齢者医療制度になると言って、私の保険料負担金がその分減るということは聞いていない。契約している社会保険労務士も、この私の質問には驚いたことに答えられなかった。もう一度言う。この制度はひど過ぎる。道路特定財源の問題も深刻だが、この問題はそれ以上ではないか。零細企業の我が社でも、毎月三十数万円の社会保険料が引き落とされているが、年金、そして健康保険と、この国の制度は破綻している。あらゆる問題を先送りしてきた付けが、ここに来て一気に出始めた。いったい修正は効くのだろうか。それではまた。道路作るより先に人の道が大事だぜ???クリックよろしく!『敗者復活戦』の物語を初めから読みたい方は⇒こちらへジャ~ンプ!会社のサイトです。こんな仕事をやっています。