カテゴリ:人生・教訓!
一昨日は、夜中の2時半まで九州ベンチャー大学の講演ビデオを久しぶりに見ていた。
早く寝るつもりが、見始めたら止められなかった(笑)。 ラーメンの博多一風堂・河原社長の講演ビデオだったが、面白かったのは長年ラーメン屋をやってきて、俺の天職はこれしかないと気付いたのが44歳の時。 それからは、迷うことなく一直線になったとか。 この44歳というのは、九州ベンチャー大学の栢野さんによれば、本人も含めて数人の人の転機になった年齢だとか。 不肖鍛冶屋の息子は、その時は、首の椎間板ヘルニアという変な病気になって、初めはまともに歩けなくなるは、翌年には首の骨を削る手術をするは、踏んだり蹴ったりの状態でした。 呪われた44歳でしたね(笑)。 しかし、この講演ビデオを見て天職について以前書いたことが、間違っていなかった、と確信に近いものになりました。 『無駄の積み重ねが天職になる』 若くして天職と思えるものに出会うのは、ごく稀で、殆どの人が無駄に無駄を積み重ねて、やっと辿り着けるかどうか?ということじゃないでしょうか。 『人には生まれながらの天職などない』と考えれば、もっと楽な生き方が出来そうな気がしますね。 以前、闘牛の世話をする兄弟が、テレビで紹介されていました。 この少年二人は、テレビゲームなど殆どしたこともなく、幼い頃から父親がやっていることを、ただ真似しながら覚えて、今や立派に闘牛の世話が出来るまでになったのです。 「今何がやりたい?」という質問に答えて・・・・ 「牛の散歩!」と屈託の無い笑顔を見ていると、ホッとするような気持ちになりましたね。 まるで私の子供の頃の笑顔のような???(笑)。 この少年たち二人は、幼い頃から、遊びや興味を持つ選択肢が少なく、目の前の『闘牛』が一番面白かったんでしょうね。 彼らが、もしこのまま大人になっても闘牛の世話をやっていたら、これを『天職』と呼ぶのでしょうか。 洪水のような情報があり、無尽蔵な選択肢がある人が、『天職が分からない?』と言っているような気がします。 一体どちらが幸せなのか?。 会社を辞めて起業しようとしても、洪水のような情報に翻弄され、一歩踏み出すことを躊躇している人が多いと思いますね。 私が会社を辞めたとき、インターネットもなかったですし、情報は限られていました。 現在の環境を羨ましいと思う反面、「今だったら、頭でっかちになって、とても独立なんかしていないだろう」と考えることがよくあります。 余程吟味しないと、どれが正しくて、どれが間違っているか、分かりませんからね。 一歩踏み出すためには、周りを見ない、人の話を聞かない、ということも時には必要ではないでしょうか。 それではまた。
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