カテゴリ:人生・教訓!
このお盆休みも社員は入れ替わりで出勤している。
県内の食品メーカの工場、熊本の印刷会社の工場とこの猛暑のなか頑張っている。 そんななか、私は昨日は一日休んで昼間は親戚の法事に行き、そして夜は中学時代の同窓会に出席した。 田舎でおまけに校区の関係で同学年は57人だった思うが、30人を超える人数が集まり、先生も二人出席していただいた。 今年50歳になる節目ということもあり、参加者も多かったのだろう。 男は時々会うのもいるし、10年程前の同窓会以来というくらいなのだが、女性のなかには30数年振りという出席者もいて、誰やったかいな?と一目では分からないくらいだった(笑)。 なかでも、マドンナ的な存在だったS子ちゃんに30年以上の時を越えて会えたのは、嬉しい限りだった。 会場では、S子ちゃんの方から私の席に寄ってきて「鍛冶屋くんお久しぶり・・・」と手を出してきて、思わずその手に???などはすることもなく、ただ握手のみだったが、皆もいない会場の外で運よく二人きりで話せたのは、嬉しいを飛び越えて感激した次第(笑)。 聞けば、彼女は義理の父母、更に義理の祖父母と同居しながら4人の子を儲け、一家の主婦として奮闘してきたようで、この間の同窓会に参加するなど、とても口に出来なかったとか。 そして、ここに来て漸く余裕が出てきて、思い切って出席したとのこと。 話すと言うより、捲くし立てるような感じだったが、昔と変わらない体型と所帯やつれなど全くない表情を見ていると、日々奮闘しながらも彼女は幸せな結婚生活を送っていることが想像できた。 あ~~~、旦那さんが羨ましい(笑)。 他の同級生たちとも時間が足らないほど話が弾んだが、恩師のA先生との再会は、和解?と言っていいものだった。 和解、と言えば誤解を招くかもしれない。 一言で言えば、思想・信条の違いから、特に私が社会人になってからは、何かにつけてぶつかることが多かった。 恩師の言うことなので、たとえおしきせがましくとも黙って聞いていればいいものを、それが出来ない若い頃の私がいて、いつの間にか疎遠になっていた。 体育の先生だったA先生が、驚いたことに会場でマイクの前まで歩かれる足もとがおぼつかず、聞けば頚椎の疾患の後遺症だとか。 その病名を聞いて、なんで手術が必要で、それでも直らず後遺症が残るのか、それを理解できるのは会場では私だけだったかもしれない。 病名は違うが、同じ頚椎の疾患で手術して、軽いとは言え後遺症が残っている私から見れば、重篤であったろうその疾患とリハビリでここまで回復されたことが容易に想像できた。 先生に「実は私も手術を・・・」とお互いの手術痕を見せ合い、「なんでお前のような頑丈な奴が」と逆に言われる始末(笑)。 体育の先生になるくらいだから運動神経は抜群だったA先生が、今でもリハビリをされる毎日で、田舎の学校とは言え、キャプテンで4番でキャッチャーだった私が、町内のソフトボール大会にも参加できない、というこの状況を誰が想像できただろうか。 誰が?と言うより、当人たちが一番驚いている(笑)。 話をしている時思ったのは、病気のせいなのか、年齢のせいなのか、痛いほど尖っていたトゲは無くなり、先生の話を素直に聞ける自分が嬉しかったこと。 お互いトゲが無くなったと言えば、先生に失礼ですかね(笑)。 先生には、普段人には見せない弱い私のことを告白した。 病気した後、金も無くなり、どうしようもなくなった時、先生を始め同級生には会いたくなかった時期があったこと。 誇り高き?鍛冶屋の息子は、惨めで情けないところを人に悟られるのが耐えられなかったこと。 そんな時に、営業譲渡の話があり、残されたのはこれしかないと思い、なんとか頑張っていること。 それを聞いて、先生からこんなことを言っていただいた。 「それは偶然ではなく、おまえがやってきたことがそうさせたんじゃないか」 出来の悪い子ほどかわいい?ではないだろうが、私を激励するために言っていただいたと分かっていても、有り難い言葉だった。 会が終わって2階の会場から1階まで先生に手をお貸しして、数人でエレベーターで降りたが、先生が階段を降りるのが難しいことを周りは分からなかったかもしれない。 先生、近いうちに先生の御自宅に押し掛けますので、その時はゆっくり飲ませてください。 2次会に行くためマイクロバスに乗り込んだ時、そこで帰るS子ちゃんを息子(娘?)夫婦が迎えに来ていた。 その奥さんの腕の中には赤ちゃんがいた。 どひゃっ~~~~~、S子ちゃんは、いつの間にかおばあちゃんになってたんだね。 50歳になる前日の同窓会で、こんなにも心が癒されるものかと、ただただ先生や同窓生に感謝しかありません。 ちょっと嫌だった50歳となった今日も、今からが人生の本番!とスッキリした気持ちです。 しかし、盆に生まれた宿命なのか、仕事してその合間にこんなブログを書いているのですから、ちょっとばかし寂しいですね(笑)。 それから、誕生日おめでとう、とか鳥肌が立つようなコメントはご遠慮ください(笑)。 それではまた。 おいっ、同級生の○○○。 「あらっ~~~鍛冶屋くんかわいそう~」と言いながら、薄くなった俺の頭を撫でるのはやめろっ(笑)。 ・・・クリックよろしく!。 『敗者復活戦』の物語を初めから読みたい方は⇒こちらへジャ~ンプ! 会社のサイトです。 こんな仕事をやっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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