かかづのばかもやすみやすみ

　いきなりなタイトルでなんですが、いま勢いのあるコンテンツにMMOを舞台とした作品『ソード・アート・オンライン』があります。

　さて、アニメ版ではかなりいろいろ端折られているのですが、このソード・アート・オンラインというゲームは、プレイヤー1万人全員が一つのサーバに存在するという、現在のマシンパワーとか常識から考えるとかなり力ずくなハードウエア構成になっています。

　いや、一応予備はあって、それが今の『フェアリィ・ダンス編』で使用されているサーバらしいのですが、主犯の茅場氏はゲームサーバにハードウエア的なトラブルが無いよう、寸毫の抜かりもなくすべてを構築したわけですね。まあ、本体を止めない範囲でのメンテはあったでしょうが。

　ところが、これまた友人が「こんな構成はありえない」とか言って憤慨してたんですよね。もちろんMMO廃人で、なんかのゲームのTOPプレイヤー（というか廃課金者）だったんですが。

　つまり、サーバを複数にしてトラフィックや故障リスクの分散をしないと、この計画は不可能だ、途中で止まって全員焼き殺されることになる。クリアまで全てが持ったのは偶然で、本来ならとっくに全員死んでるぞ、と。

　まあ、家電のメーカー保証1年と違い業務用には業務用の仕様があるんですが、そんな理詰めでする対応じゃないのでくお言いました。

「物語の都合でしょ」

　まるで昨日の「いいかげんさん」みたいな言い回しですが、物語に完全な設定を持ち込むのは不可能なので（そもそも未来の事は書けない）、面白いものを構築する舞台装置として適切かどうか、が問題じゃないの？　という提案をしておきました。あと未来なのできっと業務用のサーバは2年間ノーメンテでも大丈夫なんだよ、とも。

　そんなこと言ったら民生品の、たかがゲーム機である『ナーヴギア』が保つのは難しい、という話にもなりますし。

　リアルなミリタリでは実数を求める人がいて、何か間違いをすると鬼の首を取ったように騒ぎ立てる人種も居ますが、個人的には見苦しいのでもっとやんわりと世の中との接点を持て欲しいと思うところです。

　私？　もちろん『宇宙キロ』とかそういう単位を乱用しますよ、当然。