2014/09/30(火)23:55
今月の名言
『二次元に萌える輩がいるから日本は比較的平和なのだ。
二次元キャラを偶像崇拝し、崇めたて祀ることで現実恋愛システムから生じるいわゆる恋愛ストーカーを排除し、彼らの自己欲求をみたしているのだ!』
◆ニックファンクラブ初期メンバー トシラ
日本の萌え文化と犯罪率との相関関係について、トシラ達と語り合ったLINE上での会話からこの一言。
昨今よくテレビや雑誌などで、児童ポルノ禁止法を始めとする架空創作表現規制について反対か賛成かの議論がよく行われているが、その議論に新たな一石を投じる革新的な考え方である。
皆さんご存じの方も多いと思うが、架空創作表現規制反対派の大きな主張の一つに、
『二次元の世界に対してその危険な欲求を満たすことによって、現実での犯罪が減っているのではないか』
という意見があるが、二次元の萌え文化により欲求を満たされている犯罪願望者は何もロリコンや痴漢犯罪者だけではない。
なんと驚くことに萌え文化は、ストーカー願望のある者達の欲求ですら満たし、現実に起こりえるストーカー犯罪への抑止へと繋がっているのだ。
恐らくこの意見を聞いても、『何を馬鹿な!』と思われる方が大半であろう。
私もこの意見を聞いた時、最初同じように思った。
だがこれを見てみて欲しい。
ストーカー犯罪者と萌えヲタについての特徴の相関関係である。
◆ストーカーの特徴
・基本的にいつも遠くから対象を見ているだけ。
・大抵の場合その対象とはあまり親しくない。もしくは喋ったことすら無い。
・常に相手の行動を監視している。
・部屋に対象の写真などを大量に貼っていたりする。
・対象に恋人が出来たり、恋人がいることを知ると怒り狂う。
◆萌えヲタの特徴
・画面の中に入れないので、いつも遠くから対象を見ているだけ。
・相手と親しいどころか、喋ったことももちろん無い。これからも永遠に無い。
・作品を通じて常に相手の行動を監視している。
・部屋に対象のポスターやフィギュアなどを大量に飾ってあったりする。
・対象に恋人が出来たり、恋人がいることを知ると怒り狂う。
どうだろう。
驚くほどに共通点が多いとは思わないだろうか!?
これによってストーカー犯罪者の欲求の多くは、萌えアニメ等によって代替可能だとわかって頂けただろう。
萌え文化は、ストーカー犯罪への抑止効果があるのだ。
だが、ここで一つ誤解の無いよう言っておきたいことがある!
今私が述べた理論は、飽くまで
『ストーカー犯罪者の欲求は、萌えアニメ等によって代替可能』
というだけで、
『萌えヲタ=ストーカー予備軍』
ということを表しているわけでは決してない。
何故ならストーカー犯罪者は、直接話しかけることで仲良くなったりナンパしたりしてアプローチすれば良いところを、あえてストーカーという手段に走ってしまっている人達だが、
萌えヲタには、最初からそれしか手段がないのだ。
全ての彼ら彼女らは、決して好きでキャラ達を遠くから見つめているだけの状況に甘んじているわけではない。
いくらそのキャラ達を愛していようとも、知り合うことも出来なければ話しかけることも出来ない。
それ以前に、キャラ達が自分のことを認識してくれることさえ決して無いだけなのである。
なので、この記事で示してきた考え方を盾に『萌えヲタ=ストーカー予備軍』とでも言いたげな誹謗中傷を行うことは絶対に止めて頂きたい。
50代のハゲたおっさんとの約束だ。
ただ、最後にこれを言うのは少し遅いかもしれないが、ストーカーと言っても色々なタイプが存在する。
別れた腹いせや、相手に迫って拒否された上でストーカーに走るタイプの人達は、今まで述べてきたストーカーの対象には当てはまらないだろう。
だが、間違いなくそれ以外のタイプにおけるストーカー犯罪の抑止には、萌え文化が一役買っているであろうことを私は確信する。
どうか、政治家やその関係各所の方々の目にこの記事が触れ、架空創作表現規制に関し今一度ご一考頂けることを願う。