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テーマ:名言・格言(623)
カテゴリ:今月の名言
『・・・・・・彼は・・・・・・人間です・・・・・・わたしと同じ・・・・・・小さな家族があり・・・・・・そして奪われ・・・・・・苦しんで・・・・・・』 ◆探偵 倉森 〈寄生獣〉 より 今月は、つい先日までアニメ放送され、今度映画で完結編も放映される寄生獣から。 主人公や寄生生物達の正体を追い、突き止めんとした探偵・倉森の死に際の言葉。 最初は主人公を化け物と疑い 敵対とも呼べる関係にあった倉森だが、後に自分の分相応を知り 寄生生物達の一件から身を引くことになる。 だがその時には既に、倉森は寄生生物達から危険な存在として認識されてしまっていた。 組織に属する寄生生物達に家族を奪われ、復讐を誓う倉森。 そんな彼が 同じように寄生生物に家族を奪われ 復讐を果たした主人公のことを最後にどう思っていたのか。 彼のこの言葉には2つの意味があると私は思う。 『彼は 人間です わたしと同じ』 という意味と、 『わたしと同じ 小さな家族があり そして奪われ 苦しんで』 という意味が。 最初は化け物扱いしていた主人公のことを自分と同じ人間と認め、 そして家族を奪われることで同じように彼の苦しみを知った。 この後の田村玲子の最期があまりにも印象深いせいか、ファンの間でもいまいち注目されていないシーンではあるが、私はこのシーンのことも強く推したい。 このセリフの後に続く、 『・・・・・・陽子・・・・・・由美・・・・・・すまなかった ・・・・・・すぐいくよ・・・・・・ 赤ん坊を・・・・・・殺さなくてよかっ・・・・・・た・・・・・』 という言葉も、作中で語られる人間らしさというものをよく表していて本当に素晴らしいと思う。 ちなみにこの作品、私が今まで見てきた漫画の中でダントツで一番好きな漫画です。 映画版も前編を見ましたが、本当に素晴らしかった。(完結編も素晴らしいことを願う) アニメ版は・・・・・・ まぁ並のアニメに比べれば面白いですが・・・、漫画原作の良さの半分も表現できていないので、アニメ版を見た人は原作も必ず見よう\(゚∀゚)/!! アニメ版だけで寄生獣という作品を評価してしまうのは本当に勿体無いぞ!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/03/31 09:39:47 PM
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