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テーマ:web漫画感想(314)
カテゴリ:モブサイコ100感想
裏サンデーで2話同日更新されてる(((゜д゜;)))
ワンパンマン感想を挟んで両方個別に書きます!! というわけで今週も、 Web漫画サイト裏サンデー&マンガワン(MangaONE)連載 モブサイコ感想始めます。 霊幻新隆『なんの力も無いんだ! 持ってないんだよ!』 自分にはなんの力も無いということをモブに告げる霊幻。 霊幻には元々なんの力もないという事実。 今までの話を見ていれば、モブがそのことにとっくに気付いているのは明らかですし、 霊幻自身も、モブがその事実に気付いているのはわかっていたと思いますが、 今回ようやく 初めて明確に、モブにその事実を伝えましたね。 お互い暗黙の内にわかっていても、改めて言葉にするというのは勇気が要ります。 ずっと貧しい性格をしてきた我が子に、うちの家庭が貧乏だと宣言する親や、 友達以上恋人未満の状態から、相手に告白するのもそうでしょう。 お互いとっくにわかってる。 でもちゃんと言葉にして話すことで、もうごまかしの効かない、逃げられないちゃんとした事実になるんですよね。 霊幻がマスコミに叩かれた話のラストでは、モブの優しさのお陰でこの話は曖昧の内に終わりましたが、 霊幻をもう1人の主人公として考えた場合、この話はモブとの関係の上で 物語終了までに必ず乗り越えていかねばいけない壁だったでしょう。 今回の話は モブが自分自身を受け入れ成長する話である以上に、 霊幻が自分自身を受け入れ 成長する話だったように思います。 今回の霊幻の泣き顔がたまらないですね。(変な意味ではない 受け入れ難い事実を受け入れ歯を食いしばる男の・・・男子の顔です。 本当に格好良い大人には、本当の格好悪い自分を認め受け入れなければなれないんですよ。 恐らく話が聞こえているでしょうに、聞こえていないかのように他所を見つめるエクボのこの表情もすごく良いです。 モブを利用していた霊幻。 ちょいちょいすごく悪い顔している場面があるのが笑うwww ラーメンを奢ったり、たこ焼きを奢ったり、 この場面に出てくるということは、元を辿れば霊幻の中では モブを懐柔して利用するための手段だったのかも知れませんが、 でもそれだけが理由じゃなかったと思うんですよね。 霊幻師匠『今まで師匠面してすまなかったな・・・ だけど最後なんだ。 もう少し言わせてくれ。』 この台詞なにげに寂しい。゚(゚´Д`゚)゜。 霊幻が師匠としてモブに何かを言うのはこれで最後のつもりなのかもしれませんが、 でも違うと思うんだ!! モブが今まで霊幻のことを「師匠」って呼んでいたのは、決して霊能力とか超能力とかそういう理由で呼んでいたんじゃないと思うんだよ!!! 人間性とか人生経験とか そういう意味で師匠って呼んでくれてたんだと思うんだよ!!! だからこれからも師匠でい続けていてくれていいんだよ!!!!! 霊幻師匠『ここだけの話・・・ 俺は隠してる自分の本当の姿が大嫌いなんだが・・・ それとは別として相談所での日々は嫌いじゃなかった。 俺には"嘘"があったからお前を知り合えた訳だし・・・ モブにもその”力”があったから・・・ 今のお前があるんじゃないか。』 ここの台詞が本っっ当にいい!!!!! 自分が特になんの力もない人間であることを認めた上で、自分とモブが同じ悩みを持ち、同じ人間であることを語り、 今まで自分がやってきたことを謝罪し、自分のそういう部分を嫌いだと言った上で、その自分のやってきたことの結果を肯定し、そういう自分自身のことも受け入れる。 ただ誰かに、「そんなに悩むな」「そのままでいい」と言われるよりも、ずっと心に響いて説得力があります。 過去に律に怪我をさせたり、学校を破壊してしまったりしたことも含め、ついに自分自身の”力”を受け入れるモブ。 超能力があるせいで起こしてしまった悲劇もあるけれど、 それ以上に 超能力があるおかげで得られたものもある。 受け入れてくれた人達もいる・・・ ってテルさんがいないぞ!!?! なんで!? 同じ超能力者だから!!? あ、でも竹中がいる・・・!!! なんだろう・・・ 超能力者としてのモブではなく、ただの中学生としてのモブの居場所になってくれていた人達だから・・・? あっ!!! でもエミちゃんもいない。゚(゚ノД`゚)゜。!!( ここでようやくモブの暴走が止まりましたね。 モブの暴走を、 律が止めるのか、 ツボミちゃんが止めるのか、 エクボが止めるのか、 今まで掘り下げのなかった両親がここに来て止めるのか、 色々予想していましたけど、 やっぱり霊幻師匠が止めてくれるのが一番しっくりきます。 エクボ『霊幻・・・お前これからどうすんだ?』 霊幻師匠『さぁな・・・ お前こそ・・・なんか色が薄くなってないか?』 色が薄くなっているエクボ・・・。゚(゚´Д`゚)゜。 モブが心配という心残りも完全に無くなってきたからですかね・・・? この話の続きはまた次回の感想にでも・・・ 告白シーンすら描写されず、あっさりフラれたモブ。 でもその表情は実に晴れやか。 告白でも 発表会とかでも、その成功失敗に関わらず、やり遂げてしまえばなかなか心地のいいスッキリとした気持ちになるんですよね。 エクボが驚いている通り、この状況の中待ってくれていただけでも これは相当な出来事・・・ もしこの先高校大学とかで、ツボミちゃんが異性として意識して、その人の告白ならツボミちゃんもOKするような相手があらわれて、その相手の告白だったとしても、 ツボミちゃんはこの状況の中で待ち続けるまではなかなかしないんじゃないかと思います。 モブのことは異性として意識していないだけで、それでもとても大事な存在だったからこそ、この嵐の中でも待ち続けたんだと思うんですよね。 モブへの告白ごめんなさいの姿も、他の男子に対してより心がこもっているような・・・気が・・・する・・・ というか今更ですけど、あれだけ多くの男子に告白されながら、1人1人にちゃんと頭下げてごめんなさいしてたって、なにげにツボミちゃんそういうところ律儀ですよね。 それなりに冷たいことを言って振ったりもするけれど、それでも告白1つ1つを当たり前に思っていないというか・・・ 晴れやかな表情から、ツボミちゃんにフラれたことへの涙を流すモブ。 モブの泣き顔も、人間らしくて凄くいい表情ですね。 あの無表情だったモブのこんな泣き顔・・・ 男はこういう涙を流して大人になっていくんですよね!!! さて次回・・・ ついに最終話・・・ 待て次回!!
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Last updated
2017/12/30 12:56:06 PM
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