かかかノの家　こおしんのブログ

前回のあらすじ
エアレンからチェーンブレイドの技を教わることとなったソラとデルビル。

次々と技を覚えていくデルビルと、なかなかうまくいかないソラ。
２人は喧嘩を繰り返しながら エアレンに訓練の継続を求め続けたが、疲労の限界に達したエアレンの身に異変が・・・

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【ソラ】
エアレン・・・なのか？
その姿はいったい・・・



【ソラ】
（まさかこれがマーリン達の言っていた、イスシに乗っ取られたエアレンの姿なのか？）




なによこれ。
もう完全にポウォールじゃない。




なっ・・・！！！
彼女がポウォールだと！？
ふざけたことを言うな！




は？
だってあいつポウォールとの混血じゃない。
ポウォールだって言って何が悪いのよ。




！？！！？
ポウォールとの混血・・・だと？
貴様・・・また適当なことを！！！




え？
ソラおにいちゃん！
エアレンさんたしかにいってたよ！


「私もポウォールとの混血だから、中にはいいポウォールがいるのは知っているけれど・・・」
って！




なん・・・だと・・・？

（そういえばそんなことも言っていたような・・・
あまりにもサラっと重大なことを言っていて気が付かなかった・・・）




クックク！ｗｗｗ
なにが「また適当なことを！ｷﾘｯ」よｗｗｗ

適当なのはアンタの脳みそじゃない！
白髪だけじゃなく痴呆まで入ってるとか、もう早くご臨終したほうがいいんじゃない？




くっ・・・！

・・・
あぁ・・・すまなかったな。
お前のような醜く薄汚い心を持つポウォールが近くにいたせいで、目の前の美しいエアレンが 半分お前と同じポウォールだという事実を脳が受け付けなかったようだ。




私が醜いですってぇぇえええ！！？
クソラテメェぇえ

もう！！！！！
いいかげんにして！！！！！

【ソラ ＆ デルビル】
！！？！！




もう！！！
２人がケンカばっかりしてるせいでエアレンさんこんなことになっちゃったんだよ！！！
それにいまケンカしてるばあいじゃないじゃん！！！！！




！！！
そっ・・・そうだ！
なぜエアレンがそんな姿に・・・！！




【？？？】
クククッ、感謝するぞ。
そこのエルフとセイレーン。



【イスシ】
私はイスシ。
恐怖や怒り憎しみ、負の感情 ドルカを力とするもの。

お前たち２人が啀み合い憎しみ合う負の感情がこの空間に満ちていたお陰で、この私が再びこの女の意識の主導権を得ることができた。




ほら！！やっぱり！！！
ケンカばっかりしてるから！！




エアレンがお前たちとの長い訓練に疲れ果て、心身ともに弱りきっていたことも功を奏したな。
この女が疲弊していることにも気付かず、この小僧の言葉にも耳をかさず、争い続けたお前たちの愚かさよ。




ほんとだよ！！




さらに変わり果てたこの姿を見ても、まだ懲りずに争いを続けるとは・・・

お前たち、この女を助けたいのではなかったのか？
全く度し難いほどの愚かさだな！




そーだ！そーだ！
もっといってやって！！！




（ジュニアはどちらの味方なんだ・・・）




さて、お前たちには感謝しているが、お前たちがこの空間にいるままでは 外でこの体の主導権を得ることができない。

悪いが消えてもらうぞ。
お前たちの次はあのＺＥＲＯ英雄どもだ。




なんてことだ・・・！
とんでもないことに・・・
このままではエアレンやマーリン達が・・・！

くっ・・・
やはりこの女をこの空間に入れるべきでは無かった・・・




ちょっとソラ、どうしてくれんのよ！
アンタがいなけりゃ私はまだまだ他の技も覚えられたのに、アンタのせいで台無しよ！！




なんだと！？
それはこっちの

カァーーーーーッ！！！！！

もう！！！！！
だから！！！！！
いいかげんにしてって！！！！！
いってるでしょ！！！！！
エアレンさんがタイヘンなのにいつまでやってるの！？！


【ソラ ＆ デルビル】
・・・・・・
すいません・・・




はやくふたりできょうりょくしてエアレンさんをとめて！！
これいじょうエアレンさんをほっといてケンカするなら、もうふたりとはぜっこうだからね！！！




（うっ・・・
今までずっと私を慕ってきてくれたジュニアと絶交だなんて・・・そんな悲しいこと・・・


・・・だが・・・私がコイツと・・・？）


（協力・・・ですって・・・？）

・・・

・・・

・・・


へんじは！！！？




はいっっ！！！！！




なんだ？
もう喧嘩は止めるのか？
ふふふっ・・・もっと続けてもいいんだぞ。




フッ、生憎だがこの子に嫌われたくはないのでな。

それに・・・・・・エアレン、キミを取り戻す。
そして、またマーリン達に会わせてやる。




ハッ。
さっきまでこっちに喧嘩ばっかり売ってたやつが、よくそんな綺麗事言えるわね。

でもジュニアくんに嫌われたくないのは同感だわ。
さっさと片付けるわよ。

ハートはいつでもメラメラキュンキュン♥
ファイアボルト！！




グォっ！




我が身に纏われし忠実なる藍炎の影よ。
今こそ形をなし、如何人の刃をも通さぬ蒼黒の甲冑と成れっっ！！
そして流影の支配者たる我が呼び声に従い、
今ここに現身を得、我に隷属せよっ！！

シャドウ・ゴーレム！！！

からの！
吹き飛んできたイスシにすかさずウィンドミルだ！！




グァっ！！




そのままキャッチよ！
くらいなさい！！
覚えたての技！！

トキメキ☆ドキドキ☆フォーリンラブ♥
チェーンクラッシュ！




ｸﾞｯ




その躰を地に縛りつけよ！！
縛術の参！
シュピネンゲヴェーベ！！！（スパイダーショット）




なっ・・・！
動けない・・・！




ちょうどいいわ！
今のうちにチャージさせてもらうわよ！

ひと目見たときビリッとくるの！
恋はいつでも雷のよう♪
みんな私に痺れる！憧れるぅ！
サンダーーー！！




グァああああああああああ！！！！




（こちらも今のうちに体制を整える・・・！）
我を守護せよ！！
絶対防御陣！
トライディファレンツアイギス！！！（防護壁で周りを囲んだだけ）




あら、いいの作ってるじゃない！

キラキラキラリン、あなたの元へ♥
テレポーテーション★




なっ！！
ふざけるな！！！
勝手に入ってくるな！！ 邪魔だ！！！




いつも邪魔なのはアンタのこのトライディファレンなんちゃら(笑)でしょ！！
外にいる身からしたらただの移動の邪魔なんだから、アンタこそ勝手に作ってんじゃないわよ！
イヤならあんたこそ出ていきなさい！！

さぁ！ガンガン中から撃ちまくるわよ！！
切ない気持ちは ヒエヒエ★キュンキュン♥
アイスボルト！！！




ﾁｯ！
今だけは許してやる！

放て！！全てを貫く剛の矢！！
シーセン・ゲヴェーアクーゲル！！！（マグナムショット）




グガガガガガァッ！！！

クッ・・・
なんなんだ！
さっきからお前達のその気持ち悪いポエムは・・・！！！




なんだとっ！！？
どこが気持ち悪いというのだ！！




ハァ？
どこが気持ち悪いのよっ！！！




そうだよ！！
かっこういいじゃん！！




【イスシ】
（クソっ・・・
なんなんだコイツらは・・・！
さっきまであんなに啀み合っていたくせに、なぜこんな息の合った連携が取れる！？

これだけ大量のドルカを吸収して、今までにない強力な力を得た私が手も足も出ないなんて・・・信じられない・・・！！）

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誰だ！今のネズミは！！？




何が「キラキラ★キュンキュン♥」だ！
いい歳してそんな戯言を吐いているから気持ち悪いと言われるのだ！！

我が静かなる一撃よ。続きし閃撃の糧となれッ！！
シーセン・ウンターシュテュッツング！！（サポートショット）




いい歳とか言うんじゃねえ！！クソラがっ！！！
いい歳して恥ずかしいこと言ってんのはアンタのほうでしょ！！
アンタが顔も台詞も気持ち悪すぎるから、こっちまでとばっちりで気持ち悪いって言われんのよ！

私の魅力にみんなメロメロ♥
メロディーアターック♪




グっボっハァっ！！！
（こいつら・・・また喧嘩を始めながらも連携を仕掛けてくるだと・・・！？）




ッッッ！！
やはり貴様は許せんッ！！！
消え去れ！！デルビル！！




それはこっちの台詞よ！！
くたばりなさい！！ソラ！！




とか言いつつこっちを攻撃してくるのはなぜだ！！！？


グッッ・・アァァアアアアアアアアアアアアアアア！！！！！

・・・

・・・

・・・


【ソラ】
そろそろ奴も限界のようだな・・・
だがどうする？
このまま倒してしまってもエアレンを助けられるのか・・・？




ソラおにいちゃん！
イスシがオモテにでてきてて、よわっているいまなら、エアレンさんからドルカをきゅうしゅうすれば、いっしょにイスシもきゅうしゅうできるとおもう。
ぼくがやってみるね。




なっ・・・ジュニア！
それは危険ではないのか！？
エアレンと同じように暴走してしまう危険もあるんだぞ！？
ジュニアにそんなことはさせられない！

その役目、私が引き受ける！
チェーンブレイドを使えば、私でもドルカを吸収できるはずだ。




ありがとう。ソラおにいちゃん！
でもボクならだいじょうぶ。
ボクにはクチバシりょくがあるから、ソラおにいちゃんがきゅうしゅうするよりもぼうそうするかのうせいはすくないとおもうから！




・・・た、確かにそうかもしれないが・・・！

しかしそれでもジュニア、そんな役目をお前に背負わせるわけにはいかない。
ここは私に任せてくれ。
あの闇の力、きっと制御してみせる。




・・・
ねぇ、ちょっとちょっと。
そのドルカを吸収するの、私がやっていい？




な！
話を聞いていたのか！！？
エアレンからドルカとイスシを吸収すれば暴走する危険性もあるんだぞ！？
お前にその覚悟があるのか！？




そうだよ！デルビルおねえちゃん！
そんなことしたらデルビルおねえちゃんもあぶないよ！




それたぶん大丈夫よ。
だって私純粋なポウォールだし。
ドルカもイスシも魔族の力でしょ。


【ソラ ＆ ジュニア】
あ

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全く！
急に３人とも動かなくなって、ずいぶん長い時間戻ってこなかったから心配したぜ。




えぇ。
終いにはエアレンがイスシに侵された姿になって苦しみ出したんですから、本当にどうしたものかと思いましたよ。




でもみんな無事に戻ってきて本当に良かった！

しかもエアレンまでまた無事に戻ってきてくれて・・・！
ソラさん、デルビルさん、ジュニアくん。
大切な友達を助けてくれて・・・ありがとうございます。




えぇ。 まぁ大したことはしてないわ。

（チェーンブレイドの技に加え、大量のドルカと、イスシという使い魔まで手に入れて、結果は万々歳ね♪）




あぁ、本当に良かった。
君達とエアレンがまた話すことができて。

だが・・・残念ながらあまり私は褒められるようなことはしていないな・・・；
結果的に良い方向に向かっただけで、完全に目的を見失っていた。
讃えられるべきはジュニアだ。




まぁ！ 立派ね♪ ジュニアくん！
本当にありがとう♥




えへへへへ～///
アリアおねえちゃん、どういたしまして！
エアレンさんがぶじでほんとうによかった♪

エアレンさんもみんなとまたあえてよかったね！




（あれ・・・？ もしかして私だけお姉ちゃんって呼ばれてない・・・？
なんで・・・？！！
もしかして封印されている間に私老けた！！？
・・・
あとで鏡を見てみないと・・・）



ありがとう、ジュニア。
それにソラ、デルビル。
誰もいない闇の中から私を連れ出してくれて。

あなた達が来てくれた時・・・私 本当に嬉しかったわ。

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後日…

【デルビル】
今日こそ決着をつけてやるわ！ソラ！
二度と歯向かう気が起きないようにね！

私の新しいチェーンブレイドの技を喰らいなさいっ！！！




【ソラ】
フッ・・・
新しい力を得たのが自分だけだと思うなよ。デルビル。
プロフェッサーＪからの鍛錬を受けた私の錬金術は、以前とは一味違うぞ！！




ハッ！
またしょうもない小細工が増えたわね。
壁に雲にヒュドラにゴーレムに、そんなものの力ばっかり借りて恥ずかしくないわけ？
今すぐその性根叩き直してやるわ！！！




何を言う！
貴様とてイスシの力を借りているではないか！
その減らず口、今日こそ叩けなくしてやる！！！




２人ともきをつけてけんかしてね～

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Fin.

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