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テーマ:マビノギ日記(790)
カテゴリ:マビノギ日記
このストーリーの時系列はG19実装当時のものです。
また、このシリーズの更新感覚は不定期となりますのでご了承ください。 今までのお話 神の騎士団 1話 新たなる光 神の騎士団 2話 謎の女騎士 神の騎士団 3話 奴は 神の騎士団 4話 先覚者 神の騎士団 5話 入団 神の騎士団 6話 噂を辿って 前回(6話)のあらすじ エレモン女王の命により、謎のクマに襲われる王国兵士達の救援に向かうコオシン。 危機に陥る王国兵士達を救うため、アルバン騎士団へも秘密にしていた神の力を使ってクマの撃退に成功するが、その帰り道 その場にいなかったはずのアルバン騎士団隊長 トルヴィッシュに呼び止められてしまう。 「コオシンさん、やはりあなたもこの力が使えましたか。」と。 ずっと考えていたのです。 コオシンさんなら神の力たる神聖スキルを使えるのではないか、と。 (なんてこった! 最初からスキルを使える可能性を疑われていたのか・・・ じゃあまさか、僕が異界の神「フ・ライン・グ・ ハーゲ」に通じていることも気付いて・・・ ・・・ ・・・いや、 まだそう決め付けるのは早い! ここは全部バレてない可能性にかけて、真偽を織り交ぜつつ誤魔化してみるか!!?) そっか・・・ さっきのでバレちゃったか・・・ う~ん・・・ 君達が僕が持つ力をどう思うかが確信できるまで、なるべく秘密にしておきたかったんだけど・・・ まぁさっきは王国兵士達の命の危機だったしね。 コオシンさん!!! なぜ今までそんな大事なことを黙っていたのですか! あなたはいったい・・・!! う~ん・・・ 君達を信じてなかったって話だから言い辛いんだけど・・・ ・・・ この力を見せることで、君達に「僕が先覚者なんじゃないか」って疑われるのが心配だったんだ。 君達は恐らく騎士団の訓練か何かでその力を得たんだろうけど、僕はいつの間にか使えるようになってただけだしね。 ただ、君達の敵である先覚者達が異界の神の力を使う以上、出処のわからない似たような力を使う僕のことも、同じように先覚者だと思われる可能性もあるんじゃないかって。 そんな・・・! 疑われる心配をするなら、最初から正直に話してくれていればもっと信じられたというのに! そこで変に隠し事をするから余計に疑いを持たれるのです。 ふむ・・・。 なぜコオシンさんは、私達の使う力が「訓練か何かで得た力」だと思ったんですか? うん。 最初はね、君達も僕と同じようにいつの間にかその力を使えるようになった人で、その力を見込まれて騎士団に誘われたのかと思ったんだ。 でも君達、僕を誘った時にこの力を使えることを一度も確認してこなかったよね? 君達の目の前で使ったこともないのにさ。 だから君達のその力は、騎士団に入ってから後天的に得たものなんじゃないかってね。 ふむ。なるほど。 納得しました。 さすが歴戦の冒険者であるコオシンさん。 慎重ですね。 ですがそんなあなただからこそ、私達はあなたがすでに神の力を扱える可能性を考えていたのです。 そう・・・いく柱もの神と関わり、そして戦ってきたあなただからこそ。 (私"達"!!? 私はそんな可能性など全く想像もしていなかったのですが!?!) それともう一つ。 これももう2人とも気付いてるだろうから言っちゃうけど、君達が使う神聖スキルと僕の神聖スキル。 感じる気配がちょっと違うんだよね。 感覚の話だからうまく言葉には表せないけど・・・ 確かに・・・。 もちろんそのことにも気付いていました。 (え・・・? 「2人とも気付いているだろうから」? 「もちろんそのことにも気付いていました」? 私は全く気付いていなかったのですが・・・) しかしコオシンさんの場合は、神聖力の気配が違うというより 私達の神聖力より限りなく気配が薄いように感じます。 詳しい原因はよくわかりませんが、恐らく私達とは神の力を得た経緯が違うからでしょう。 私達は訓練でこの力を手に入れましたが、 コオシンさんはかつて様々な神々と関わってきた最中でその力を手に入れたのではありませんか? (よっしゃぁぁああああ!!!!! なんかいい方向に勘違いしてくれてる!!! 僕の力の源を、異界の神じゃなくてこの世界で関わってきた神達の影響だと思っているぞ!!) そこまで推測がついてるのか・・・ 確かに僕がこういう力を使えるようになったのは、確かキホールのドッペルゲンガーと戦ってる時だったから、その影響かもしれない。 (本当はその時にフ・ライン・グ・ ハーゲから新しい力を授かっただけだけど。) とりあえず君達は、僕のことを先覚者だと疑っていないと思っていいのかな? ・・・ ていうかその感じだと、自分がトルヴィッシュから先覚者の話を聞いたとき、内心結構焦ってたことももしかしてバレてた・・・? はい。 まだ確信はありませんでしたが、あのときのあなたがどこか焦った様子だったのには私達も気付いていました。 そこから少しだけ、あなたが焦っていた理由がなんなのかを心配していたのですが・・・ 先程の戦い、私達が辿り着いた時には、あなたはその力を使い 変異した動物から王国の兵士達を助けていた。 その姿を見て、私達は少なくともあなたは敵ではないと確信しました。 (だから私"達"ってなに!? 私は全く気付いていなかったんですが!? なにも確信していなかったんですが!?!) うへぇ~・・・やっぱり焦ってたのもバレてたか・・・ 凄いな・・・(いやマジで本当に怖いくらい) こりゃ確かにアヴェリンの言う通り、最初から打ち明けていたほうがよかったかもね。 アルバン騎士団の人達ってみんなそんなに鋭いの・・・? ハハハ。いえ、そんなことは。 ただわたくしたちはこれでも各組のリーダーですからね。 それくらいはわかります。 (・・・・・・・・) 続く・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/10/11 01:11:41 PM
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