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母の夢を見た。田舎道で笑ってた。そういえば、母と生涯一度だけ二人で渓流釣りをしたことがある。どんなきっかけからかは思い出す事が出来ないし釣果も定かではない。もう随分前にその地を訪ねた。何の変哲もない小さな川だが、突然奇妙な感覚に捕われた。言葉には言い表す事が出来ないが、自然界と自分の体が同化して川の流れとともに遡上するような・・。気がつけばアイザック・ウォルトンの「釣魚大全」の一節を反芻していた。「・・・清らに流れる川のほとりで、その静かなるせせらぎを見つめ、わが生涯に思いを馳せる、我もまた見にそぐわしき、流れとはなりてしばし楽しむ・・・」と。今年は愛用の竿をさげ、母に会いにその地を訪れようと思っている。
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最終更新日
2004.01.14 04:51:01
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