案山子の世界

2004/11/09(火)23:04

あきれ果て覆いたくなる我が耳を

科学(19)

昨日のニュースステーションで古舘伊知郎と石原慎太郎の対談を見ただろうか?案山子は何も右でも左でもないけれど、少なくとも日本人としての美学を多少なりとも持ち合わせていると思っている。これは日本国民としてごくごく普通の感覚だろう。で、国旗掲揚はともかく、国歌を聞きまたそれを斉唱するのに何のわだかまりが必要なのだろうか。またそれを教育者が伝承していくのに何の問題があるのだろうか。これを義務や形式としてとらえるよりまず日本人の心根の中にある民族の誇りや培われた伝統の美を継承することはすごく大切な事ではないかと思う。英国には大ブリテンの誇りがあるだろうし、アメリカには開拓時代のスピリッツがずっと浸透している。その象徴が国歌であり国旗だと思う。 靖国法案にしても是か非かと唱える前に、まず戦争で散っていった先代の人たちに素直な敬意を表することが大切だろう。中国外交にしても、前戦争での汚点は認めなければならないが、もっと未来に向け日本の進むべき道を示唆しなければいつまでも先の北朝鮮の様に、いいなりのおためごかしの外交になるのではないかと思う。 兎に角、昨日の番組が局の意図でのインタビューならともかく、古舘アナの考え方であれば、石原都知事が指摘したように、子供のように短絡な考えだ。もっと前任者の久米アナの切り口を見習って欲しいものだ。 さて、欲界の事は忘れて夜空でも眺めて見よう。これから冬にかけで夜空の星が一番輝く季節到来。 案山子はプレアデス星団(M45)が一番好きだ。枕草子の中で星は昴(すばる)と歌われたように古くから日本人にも愛された星。わずか地球から400光年しか離れていない。そして寿命は1億年たらず。星の寿命の中では短命だ。たぎりなく明滅する白色の星、太陽すらその中に入れば輝く事は出来ない。ちりばめられた夜空の宝石。アーチェリーの友人の紹介で、天文台と射場完成を祝って真鍋島の民宿へ合宿に行ったおり、いの一番に見せてもらった昴。星団の中の星の数は半端なものではなかった・・。人間の目の、また我が望遠鏡の限界を感じた。

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