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カテゴリ:F1
全く、FIAはF1の将来を考えているのか否か・・・。
今年のレギュレーション変更はコスト削減と年々スピードが上っている事に対する抑制のためとか・・・。 そんな大義名分に逆行する出来事が、今回のヨーロッパGPで起こってしまった。最終周回を残して、トップを走るキミ・ライコネンのリタイヤ。原因はタイヤバースト。 F1のように、何トンものダウンフォースを受けるタイヤの消耗度は一般車の比ではない。 以前何GPかは忘れたが、ナイジェル・マンセルが300キロ近く出ていた直線でタイヤバーストして、危うい所で危険回避したことがあったが、それがコーナリング中だとしたら大事故につながっていたはず。 それにもかかわらず、今年はレース中のタイヤ交換禁止。そして驚く事に、予選、決勝を通じてタイヤ交換なし。もっともレースの興味を損なう給油はOKなのに・・。 さて、表題の件だが、ライコネンがタイヤバーストでサスペンションを破損しながらスピン、そしてリタイヤした時の事。フジのアナウンサーのコメントが、こういうことがあるから今年のF1はおもしろい、目が話せない・・・って意味の言葉を言っていたが、見当違いも、甚だしい。一歩間違えば、サンマリノのセナの如く、サスが頭に突き刺さる危険性もあった。 スピードを押さえる為に、またタイヤを労わって走るためのタイヤ交換禁止なんて、本当に無意味。また、スピードが出すぎるから危険って言うが、低速でもタイヤバーストの方が何倍も危険なはず。もし、スピードが出すぎるのならイコールエンジンにするとか、イコールシャーシにするとかすればいい。でもこれをやるとF1のF1たる所以がなくなる。世界最高峰のモーターレースとして、費用がかかるのはあたり前。エンジン開発、空力。お金がかかる。カーボンブレーキ1レース2000万の世界。だから夢があり、スポンサーも付くというもの。 もう一度言うが、エンジンを労わり、タイヤを温存し、隊列を組んで周回するF1なぞ何の魅力もない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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