枕草子RIMIX
海外生活で飢えるもの、私にとってそれは本です。現在、塾の講師として国語を教えているので、仕事をしているときには日本語が読めて幸せを感じます。もしも教える教科が国語じゃなかったら、飢餓状態でぶっ倒れていますね!上海では日本の本が手に入らず、仕方ないのでダン・ブラウン(「ダヴィンチ コード」の作者)の「天使と悪魔」を洋書で読んでいたら、それを哀れんだ先輩社員が大量に本を貸してくれました。いつも自分が読まないタイプの本を読むのもなかなか一興ですね!特に面白いと思ったのが酒井順子著「枕草子RIMIX」。1000年前の有名な清少納言、「春はあけぼの ようよう白くなりゆくやまぎわ・・・」で有名ですよね。しかし、彼女は実はスノッブで、自覚している意地悪の噂好きで、男嫌いでミーハーな、まるで今時の女子高生のような女性って知っていましたか?「暑げなるもの いみじう太った人の、髪多かる」(暑苦しいもの、太った人の髪の多い姿)なんて実際に書いているわけですよ。けっこう面白く読めました。それから、中国の本市のようなものにも足を運びました。大好きな村上春樹さんの「海辺のカフカ」を中国語版で発見!おもわず購入。中国語版の「名探偵コナン」と「ちびまる子ちゃん」もおもわず購入(笑)相変わらず大人気ないなぁと思いつつ満喫しています。