かかしのジャンプ

2010/04/27(火)01:41

走る男

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地元の声援、力に U局、BS11で放送「走る男2」 47都道府県制覇目指す 2009年10月8日 朝刊 千葉県で地元ランナー100人を達成した「走る男」こと森脇健児。右は千葉テレビの中野涼子アナウンサー=千葉市稲毛区の千葉県総合スポーツセンターで  森脇健児が、ご当地ランナー100人と一緒に走って47都道府県制覇を目指す「走る男2」という番組が、全国各地の独立U局などで放送されている。 ランニングブームも相まって、番組はじわじわと知られてきた。“走る男”はこのほど関東地方を走行。“100分の1”のランナーとして一緒に走ってみた。 (宮崎美紀子)  「走る男2」は、KBS京都(幹事社)、千葉テレビ、テレビ埼玉、テレビ神奈川、三重テレビ、サンテレビの「東名阪ネット6」を構成する独立U局(全国ネットに属さない地方局)とBS11が共同制作する番組。このほか、山形放送、南海放送、とちぎテレビでも放送されている。  二〇〇八年四月から一年間放送された「走る男」は森脇が北海道から沖縄まで順に走ったが、「2」は各都道府県で百人の地元の人と走れば、その地域は「制覇」というルールになった。  九月下旬から十月にかけては、関東を舞台に挑戦した。  十月初めの千葉県総合スポーツセンター。開始三十分前には、地元のジョギング同好会「やじろべえ」のメンバーや、番組ホームページでロケを知った人たち約七十人が森脇を待ち構えていた。 中には、千葉テレビを代表して中野涼子アナウンサーの顔も。やがて拍手に迎えられて森脇が登場、ひとしきりトークでランナーたちを盛り上げた後、一周約一・六キロのコースに出発した。 森脇は走りながら精力的に参加者から話を聞き出していく。しゃべりながら走る速さなので楽について行けるペース。初心者は一周でやめてもいいが、参加者同士の世間話が楽しい。一周だけの予定だった中野アナも結局、三周を完走。「一年半ぶりに走ったので筋肉痛になるかも」と笑っていた。  この番組は、企画に共感して集まった無名のランナーたちも主役だ。「1」から見ているという印旛村の会社員木内美和さん(33)は「森脇さんの走りは本当に楽しそう。千葉でロケがあったら絶対走ろうと思っていた」と駆けつけた。コース設定には地元ランナーたちが協力している。  地域の有名ランナーとの出会いもある。先月下旬の埼玉ロケでは、五十二日連続フルマラソン完走のギネス記録を持つさいたま市の楠田昭徳さん(66)が出演した。 ロケ場所は大記録が生まれた同市・別所沼公園。心地よい水辺のコースを約六十人が走った。森脇が“別所沼の神様”と言う楠田さんは「以前は記録を目指すことにこだわってきたが、今は楽しく走りたいと思っている。こういうふうに、大勢集まって走るのもいいですね」。  ロケは一県につき二、三カ所で行われ、参加者全員が百マスある布にハンコを押す。名前はテレビで紹介される。日本テレビが仕掛ける間寛平のアースマラソンと比べると小規模ながら、手作り感があり独立U局らしい味わいがある。一局では予算面で厳しいが、各局がお金を出し合うことで成立している。  伊藤義行エグゼクティブプロデューサー(KBS京都)によると、地上波で放送している地域では伴走者に困ることはなく、それ以外の地域でも番組ホームページがランナーに知られているという。  「キー局のように視聴率が大きな判断材料になると、この番組は継続できない。爆発的ヒットとはいえないが、地域の人たちの『応援したい』『一緒に走りたい』という要望にコツコツ応え続け、今の認知度につながっていると思う」  (伊藤プロデューサー) 東京新聞09/10/15記載

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