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カテゴリ:民主党
産経新聞記者排除問題 前原氏、理由示さず
2012/03/01 20:38更新・産経新聞・IZA 民主党の前原誠司政調会長は1日の定例記者会見で、2月23日の記者会見から産経新聞記者を排除した具体的な理由を説明しなかった。 前原氏は2月28日の記者会見で、「事実に基づかないものを書かれることには、私はかなりおうように構えていたつもりだが、受容の範囲を超えると判断した」と説明。産経新聞記者は1日の記者会見で「事実に基づかない報道とは、どの記事のどの部分なのか」と質問したが、前原氏は「中身が分からないということであれば、個別に聞きに来ていただければしっかりとお答えをしたい」と述べるにとどめた。 前原氏は28日の記者会見で「(本紙に)回答を文書で求めていたが、いただけなかったので(出席を)お断りした」と述べていたが、産経新聞は前原氏にどのような回答を求めるか文書で示すよう求めている。 前原氏会見詳報 産経記者排除は「個別に答えたい」 2012/03/01 20:39更新・産経新聞・IZA --前回(2月28日)の記者会見で私(本紙記者)が排除された理由をうかがった。前原誠司政調会長は「(産経新聞に)事実と異なることが書かれ、それについて回答を求めたが、回答をいただいていないので、(会見出席を)お断りした」と発言されました。第1に事実と異なる報道とはどの記事のどの部分なのか教えていただけますか。 第2に「文書の回答をほしい」と発言されたが、私は「文書での回答を求めるのであれば、そもそも何を聞きたいのか文書で示していただきたい」と要請しましたが、政調会長は文書を出されるつもりがないのか 「これは、あなた(担当記者)に私の部屋に来てもらって、そして、どういうところが事実に合わないということは話したつもりです。従って、それが分からないということであれば、また私の部屋に来ていただいて、御社と私の話でありますので、個別に聞きに来ていただければしっかりとお答えをしたい」 --23日の記者会見の前にわが社としては(どの記事が事実でないのか)文書で説明を求めたいと言いました。排除された記者は会社として(編集)責任を持つ立場ではないので、組織として政治部長なり編集局長が対応するので、われわれはその人あての文書を求めていた。にもかかわらず、政調会長は(28日の)会見で「(産経新聞からの)文書を求める、求める」とだけ言う。その言い方は不誠実だと思うんです 「不誠実という言葉は心外ですね。事実に基づかない記事を書かれたから私はこういう措置(会見からの排除)をとったわけで、お答えは先ほどの通りです」 --政調会長から文書をいただければ文書で回答するので、担当記者に言うのではなく、まず、文書でどの点が問題なのか言ってくださいとお願いしているんです。 「問題点についてはその記者に申し上げました。御社としてその記者に全権委任してください」 --それはおかしいですよ。編集責任はその記者にはございません。編集の責任は一義的には編集局長にある。政調会長がそう言うかぎり、こちらとしては文書は出せないのでよろしくお願いします。 「それは私としては聞きません」 前原氏、産経新聞排除も「報道制限のつもりない」28日は会見出席認める 2012/02/28 19:25更新・産経新聞・IZA 民主党の前原誠司政調会長が産経新聞記者の記者会見への出席を排除した問題で前原氏は28日夕、国会内で開いた記者会見で、産経新聞記者の出席に応じた。前原氏は前回23日の会見で産経新聞記者を排除したことについて、「取材、報道の自由を制限するつもりはない」と述べた。本紙記者の会見排除に関するやりとりは以下の通り。 --前回の23日の記者会見で私(産経新聞記者)の出席が認められなかった。その理由と、今後の会見に出席が認められるか聞きたい 「前回、お話しをした、(記者会見に)おられなかったので、おられないかもしれませんが、事実と異なることについて書かれていて、それについての回答を文書で求めるということについて、いただいておりませんでした」 「そのことで私はお断りをしたということでございます。その大方針について変更はございません。ぜひ産経さんには、早い段階で文書を求めたい。このように考えております」 --与党の政調会長という極めて公益性が高く重い説明責任を負う立場での記者会見で、特定メディアの出席を拒否したことは説明責任の問題、報道の自由の視点からあってはならないことだ。同様のことがないようにすべきだと考える。 「まあ、あの、できるだけオープンに記者会見をやるということは、これは民主党の考え方でありますので、その考え方についてわれわれは一切、変更はございません」 「ただ、あまりみなさん方、ご存じないかもしれませんが、過去に2人、私は記者の方を出入り禁止にしております。それについてはその記者を出入り禁止にしたということで、特定の社を出入り禁止にしたわけではありません」 「ただ、先ほど、産経さんには申し上げましたけれども、今回の件については社に文書を回答(要求)しているという段階でございますので、その回答を待ちたいと。このように思っております」 --報道内容を理由にした会見拒否は、われわれとしては受け入れがたい。今後はこういうことがないようにしてほしい。 「まあ、同じ回答になりますけれども、マスコミのみなさん方は報道する自由、あるいは報道する権利はおありだと思いますけれども、われわれ、事実に基づいて報道していただきたいと。こういう思いがございます」 「従って、事実に基づかないものを書かれるということについては、われわれはかなり、私はそこはおうように構えていたつもりでございますけれども、それが度重なるということについて受容の範囲を超えた。こういう判断をさせていただいたということであります」 「いずれにいたしましても、御社におかれましては私がお願いをしている文書について早くご回答をいただきたいというふうに思っておりますし、繰り返しになりますけれども、マスコミのみなさん方の取材の自由、報道の自由を私は制限するつもりは毛頭ございません」(完) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.03.02 00:50:07
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