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2015.08.22
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カテゴリ:談話
2015.8.22 20:10サンケイ

【戦後70年談話】

「日露戦争勝利がアジア諸国を勇気づけた」は正しい指摘 フランシス・パイク氏(英国人歴史家)

フランシス・パイク氏。経済・地政学アドバイザーで、今年、1941年から45年までの太平洋戦争を描いた近代史の新著「ヒロヒトの戦争」を出版した

 談話は、アジア諸国と国内の民族主義者からの敵対的な反応を和らげるという意味で上出来だった。さらに、歴代の日本の首相が行ったどの謝罪よりも意味深く、誠実なものであった。

 いくつか談話の中で気づいたことを指摘したい。

 まず、日露戦争における日本の勝利が植民地支配のもとにあったアジア諸国を勇気づけたとの指摘は、正しい。だが、その後の歴史を見れば、古い支配者が新しい支配者に置き換わっただけだった。それでも、安倍氏の指摘は、国内の民族主義者を喜ばせるという意味で意義があるものだ。

 次いで、安倍氏が戦争とは何ら関わりのない、子や孫、その先の世代の子供たちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはならないと発言したくだりには、全面的に賛成する。

 さらに言うならば、謝罪を求め続ければ、日本の若者たちは罪の意識を植え付けられていると憤慨し始めるだろう。それは、中国やほかのアジアの国々にとってまったく逆効果を招くことになりかねない。この傾向は、同じ敗戦国のドイツでも見受けられる。

 それでも、中国政府は今後も日本との領土問題を抱えている限り、歴史の問題について敵対的な姿勢を継続してくるだろう。

 中国共産党政権が1950年代に「大躍進政策」を推進した際、土地の集団農場化や工業化を進める過程で多くの中国人が犠牲になった。そうした史実をジャーナリストはもっと取り上げるべきだ。(談)






最終更新日  2015.08.22 23:53:28



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