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2021.12.26
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カテゴリ:中国論調
米「民主的移植」に逆にかみつかれる

CRI online 2021年12月26日(日) 15時20分レコードチャイナ


アメリカの文化遺伝子には逆説があります。米国例外主義を固持して、米国自身を自由の神話や化身と見なし、米国の成功を唯一無二の米国精神に帰着するところがある一方、米国式民主主義の普遍性を固持し、対外的には「自由と独立」などの名のもとで「民主主義の移植」を大々的に行い、米国のイデオロギーや価値観、ライフスタイルなどと「異なる」他国や文明を「米国の敵」と見なし「破壊する」べきだとし、そうでなければ、「後進国」として米国と「同じ」ように改造するべきだ考えているようです。

米国では国内の精神的不適合が強まっているにも関わらず、外部世界、特に「米国の敵」に対しては、高い適合性があります。つまり、「いかなる米国のライバルや脅威的存在も許さない」という考えが米国が世界制覇以来の基本的な社会的共通認識となっています。この共通認識に基づき、対外的に戦争を起こしたり、「民主的移植」を行ったりすることが、米国では幅広い民意の基盤となっています。

しかし、米国が対外的に行った「民主的移植」には、成功よりも失敗が多いのも事実です。西アフリカのリベリアはその一つの例として挙げられます。リベリアは米国に「民主的移植」のモデルとされ、建国から2003年まで100年以上の内戦を経て、社会的対立が続き、今日では世界で最も貧しい国の一つになっています。米国が軍事介入や他国に対する「政治的改造」を強行した失敗例は枚挙に暇がありません。

米国は対外的に「民主的移植」を行うことにたびたび挫折してきただけでなく、国内では例外主義が長らく自由主義や文化左派から挑戦されてきました。近年、こうした課題は、経済のグローバル化、産業の空洞化、米国の人口構造の変化等を背景に深刻化しています。米国では2017年のシャーロッツヴィル事件や2020年のフロイド事件など、国内で人種関連暴力事件が絶えず発生し、米各地の抗議と騒乱を引き起こしただけでなく、米国の「文化戦争」あるいは「オルタナティブ内戦」に火がつきました。白人アイデンティティ政治と多元的アイデンティティ政治の対立が全米各地で激化する一方、「我々は何者か」「米国はなぜ米国になるのか」といった米国の民族や国家のベースラインにかかわる対立が顕在化しています。

保守主義と自由主義の両陣営が、アイデンティティ政治を政治的権力と文化的主導権を奪い合う道具にしている間は、米国内部の文化と文明の衝突は続くことでしょう。また、その衝突は人種の衝突、階層の矛盾と複雑に絡み合い、米国人の文化的アイデンティティーを脱構築していくに違いありません。米国は今、「民主的移植」にかみつかれています。(提供/CRI)




※「米「民主的移植」に逆にかみつかれる」

・・・だからと言ってチベット、ウイグル侵略と市民の奴隷化、民族浄化が許されるわけではない、





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最終更新日  2021.12.26 20:30:57



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