2007/04/17(火)22:02
感情の波
奴が勤めている会社の目の前に来てみた。
「営業先へ早めに着いたから・・・」という理由をつけて。
あれから3年。
怒り
悲しみ
虚しさ
懐かしさ
色々な感情が湧き上がって来た。
派手な街中を行き交う人々を尻目に、ただ一人佇んでいた。
ちょうど昼時だった。
もしかしたら今この道で奴と遭遇してしまうかも知れない。
万が一再会してしまったら、俺は一体どうするのだろうか、どうなるのだろうか・・・?
目をそらすのか?
話しかけるのか?
無視するのか?
嬉しいのか?
悲しいのか?
全てを許すのか?
しかし、ばったりと出くわしてしまうことを、何処かで期待している自分がいた。
結局奴に会うこともなく現場を立ち去った。
「久しぶり・・・」
その一言だけ伝えたかった。
残念。
と同時に安堵感が広がった。
しかし、例え笑顔で迎えてくれても、不快感を抱かれても、どちらにしろ俺の心は濡れたまま接することだろう。
俺は今、正直に生きている!
お前は今、どう生きているんだ?
俺はこのまま我が道を進むことにする。
この先いつか再会することを夢見ながら・・・。