曹操閣下の食卓

2008/10/05(日)16:44

【ミラコスタ】☆アメリカン・シェフのヌーベルキュイジーヌ☆(10)

グルメ(153)

ディズニーランドがハロウィーン祭りで大騒ぎしている秋の季節、 ディズニー・シーでは大人向けのグルメ祭り、ディズニー・アラカルトという面白い試みをしている。 この食彩祝祭期間に、ホテル・ミラコスタの各レストランでは、アメリカのカリフォルニア・ディズニー・ホテル、フロリダのグランド・ディズニー・ホテルの各メインダイニング総料理長がコースメニューを出す。 これが最高の料理だった。 メロン・ポタージュ冷製スープ ホタテ貝の豚バラ肉巻き プロシュート焼き 驚きなのが、メロンの冷製スープである。 スイーツではないわけだ。 「味わったことがない」という料理は貴重な体験である。 ほんのり甘さがあるが、スープになってみるとキュウリ科の味になっている。 さて、ここに豚バラ肉の味が合わさると、どうなるか。 気がついたのは、生ハムをマスクメロンに合わせるアメリカの味。 実に不思議な組み合わせが絶品の味なのである。 しかも、肉巻きの中身はプロシュート(串焼き)のホタテ焼き。 ここでもう一つの組み合わせが口の中ではじける。 肉の味なのにホタテのプリプリした食感。これはすごい。 一流の料理に間違いない。 一流の劇場では一つの舞台に、数人の主役が存在する。 一皿にどれだけのイリュージョンが生まれるか、盛り込めるか、 これが料理芸術の考え方の基本なのである。

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