テーマ:おすすめ児童図書(3)
カテゴリ:本
児童図書だからといって侮ってはいけない。 421ページに及ぶ長編は、大人にとっても十分に読み応えのある物語である。 少年オーガストは、顔に重度の障害をもって生まれた。 10歳にして初めて学校に通うことになったが、特別な顔のせいで奇異な目で見られる。 家族の愛を受けがら、自らの勇気によって学校へ通い始めたオーガストに、やがて友だちができる。 しかし、ちょっとした行き違いからその関係が崩れる。 その後、オーガストによって語られていた物語が、その視点を変えて語られる。 姉、友人、姉の恋人、姉の友人の視点。 それぞれに、それぞれの見方があり、感じ方があった。 オーガストをそれぞれの立場で語ることによって、かけがえのないものが見えてくる。 全世界で300万部を超えた本書。 是非、大人の皆さんにも読んで頂きたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.08.30 16:52:18
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