小さな変化は大きな演技、宮崎あおい。

宮崎あおいcyannにどうして心が傾斜するか考えてみました。 （演技がうまいと言われている今をトキメク女優さんと比較してみて下さい） 例えば『篤姫』で多くの方を魅了しました。 それはたぶん嘘臭さの微塵もない演技だと感じるからでしょう。 微妙な表情の変化、見逃してしまうほどの些細な動き 普通、人は生きていくときにそれ程大げさに感情を表現しませんよね。 何故なら、そんなに大きく表情を変化させなくても雰囲気等で相手に伝わるものです。 あまり大きく驚いたり悲しんだりすれば逆に微妙な嘘臭さを感じます。 役者が演技をする時それはあくまで演技ですから観客に伝わらなくては意味がありません。 でも、それを大きく表情を変化させすぎたり、 目の動き、眉の動き、口の動き、手の動きがちぐはぐなバランスが崩れた演技だと嘘臭さが付きまといます。 それを見るものは微妙に感じる取るのでしょう。 ところが宮崎あおいcyannの演技、実に微妙です。 目をキョロキョロと大きく動かす演技を見たことがありますか？ 瞼を大げさに上下する演技を見たことがありますか？ 手足を表現する為のみに大きく動かす演技を見たことがありますか？ ほんの僅かな目の動き、手指の微妙な震え うっかりすると見逃してしまうほどの動き そんな実に僅かな目、唇、手指の単独な動きだけで表現しています。 （単独と書いたのはバランスを崩さない為の一線を超えない程度の単独です） 宮崎あおいcyannの演技は嘘臭さを微塵も感じさせません。 ほんの小さな動きで大きな感情を生み出す演技をしています。 それが嘘臭さを微塵も感じさせない演技となるのでしょう。 そして、それこそが他の女優さんと決定的に違うところかも知れません。 こそ、こそ　さわり　さわり 誰、私の手を微かに揺り動かすのは？ 君！　君なの？ 小さな声で　　“ワン”　　“欲しい” あのねぇ！ 何か欲しいのならハッキリ言いなさい。 でも控え目に触った方が　何かあげたい　と思うワン。 ・・・　お前はまったく、調子に乗って タグ　：　今日もお腹がグー　もう少し演技に励むワン。