テーマ:愛犬のいる生活(76896)
カテゴリ:クララ
篠田節子著「逃避行」(光文社文庫)は 主婦と愛犬ゴールデン「ポポ」との逃避行の物語 他人との関係、家族との関係を問い、 言葉が通じない人間と犬が理解しあえること を教えてくれる 巻末の解説で島村洋子が次のように書いている・・・
犬ほどの資質を持つ立派な人間を私は見たことがない しばらく放っておいても「今まであなたは何をしていたの? 私というものがありながら」などと恨みがましく言うことはなく、 ただただ今の再会を喜んで尾を振っている。 犬は飼い主が自分を棄てたり殺そうとする瞬間にも、 その飼い主を信じているのだ。 できごとがあると、彼らはいつもプラスに考える。 自分の信じていた人がそんなことをするわけがない、と。 そして裏切られたときもその恨み言を口にすることはなく、 なおも信じていたりするのだ。 そんな立派な人間を私は見たことがない。 じつに美しい魂を持っていると思う。 なぜ私は犬のように考えることができないのだろうか。
ほんとにねえ、人間は雑念が多すぎる。 もっと素直にならないとねえ・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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