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こんにちわ♪

こんにちわ♪

裸の王さま




英国の沖の北海。第2次世界大戦中、大英帝国はここに海上要塞を作った。







この要塞は、第二次世界大戦中に英国軍がナチスの飛行機を撃ち落とす目的で築いたものだ。







広さは23m×9m。バスケットボールのコート程度。





この海上要塞は大戦終了後に放棄された。




ところが、この海上要塞跡を領土として独立国が誕生した。





この国は、「シーランド公国」と呼ばれている。


世界一小さい独立国、『ジーランド公国』。



バチカン市国の半分もないちっちゃな国である♪



公式Webサイト:The Principality of Sealand


シーランド公国

シーランド公国、全景♪ 日本でも『軍艦等』とか言うのを聞いた事があるけど、そっちのほうがずっとましである(笑)





1967年9月2日、パティー・ロイ・ベーツがこの海上要塞跡を「シーランド」と命名、自らを「シーランド公国君主ロイ・ベーツ公」と名乗り、独立宣言を発表した。







とんでもない、おっさんである。




もうたぶんのりは、中世の貴族そのまんまなんだろうな・・・。






イギリスは立ち退きを求めて裁判を起こしたが、この要塞跡がイギリスの領海外にある事と、周辺諸国が領有を主張していなかったことから、シーランドはモンテビデオ協定の定義する「独立国」として認められた。





そんなちっちゃな国の収入源はと言うと。





ネット収入




ネット収入といっても、楽天のアフィリエイトのように、こつこつと小銭を稼いでいるわけではない。








現在シーランド公国は、タックス・ヘイブン、インターネット・データ・ヘイブンとして注目されている。






まぁ、簡単に言うと、大英帝国本国の細かな規制から逃れたい、そんな方々のデーターを有料で預かっちゃおうってな感じらしい。




やってることは、どこかのマフィアと一緒である♪







しかし、国際的な国家承認はほとんどされていない。





ここは大英帝国。



その大英帝国の北の海には、いまだ野心に燃えた、愚かな貴族の末裔が、独立国を作っている。




鉄の塊で独立国。



国民は、十数名。



まさに裸の王さまである。



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