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切符収集記&登山行記

切符収集記&登山行記

再び九州へ

再び九州へ

旅行期間:平成16年2月
訪問標的:JR九州 門司駅、吉塚駅

【プロローグ】

所用で鳥栖へ行くことになり、あわせてJR九州の軟券類を手に入れようと計画を練りました。当初は、前日夜の夜行で発ち熊本もしくは高千穂の方まで行こうかと思ったのですが、去年の盛岡ツアーで移動距離の長い旅程を組みしんどかったので、今回は

・他のサイトさんで掲載されていた門司駅の軟券入場券および往復券
・吉塚駅の博多南までの券
・どこかの駅で補片、補往
・九州鉄道記念館

以上に目標をしぼり、日程もゆるやかに組みました。

【1日目】

最近は東へ向かうことが多かったのですが、今回は西行きということで近鉄の客となり鶴橋、大阪と歩を進めます。大阪では、国鉄色の「雷鳥」を撮影し、そういえば昔、同じホームで雷鳥を撮ったよなあなどと感慨にふけってみます。
新大阪9時29分発の「のぞみ」で一路、小倉へ。到着が11時30分頃だったので車中で早い昼食をとることにして新大阪駅のホームで弁当屋をのぞきます。「八角弁当」というのがあり「当駅名物弁当」といった貼り紙がしてあったので頼んでみると、「品切れですねん」とのこと。私の次の客も頼んでいたので、有名な駅弁なのでしょうか?
定時に小倉到着。2時間程で着いてしまうのでなかなか九州に来たという実感がわきませんが、在来線ホームに止まっている車両群を見ていると、「来た来た」という気になってきました。今日は九州鉄道記念館に行くのですが、その前に門司駅で下車。地下道の中に小さな改札があったので、「入場券とかあります?」とおそるおそる聞いてみると、軟券入場券と軟券往復券がありました。下関ゆき往復だったかは売り切れとのことでした。それにしても寒いです。門司港ゆきの列車を待っていると雪が舞ってきました。

門司港では、古い建物をいろいろ見たかったのですが、寒くてたまらないので駅周辺を見た後、鉄道記念館へそそくさと入ります。ゲートを抜けると屋外には、蒸気機関車や気動車、特急電車が展示され出迎えてくれるのですが、車両の状態が良いことに加え、面白い車両が多く興味をそそられます。個人的にはキハ07が今は亡き片上鉄道の気動車を思い起こさせ、何度も中をのぞいてみたりしました。建物の中には硬券を印刷する型とでも言うのでしょうか、そんなものも置いてあり、見たところ準常備券のものらしきものもあり、「もう1回印刷してくれんやろか・・・」
堪能した後、街をそぞろ歩きでもしようかと思ったのですが、強い風に雪が舞ってます。これはしんどいわい、ということで観光は切り上げ、今日の宿泊地である鳥栖へ向かうことにします。今回は周遊きっぷで来ていて特急も使うことができるので、小倉まで出てそこから始発の「有明」で鳥栖へ向かうことにします。私は当地の事情をあまり知らないのですが、博多でほとんどの客が下車し「こんな短い区間でも特急利用客が多いんだ」とビックリでした。そういえば、JR西日本の新幹線とJR九州の在来線特急が、博多~小倉で競合関係にあるような話を聞いたような気がするなあ・・・。
前回、九州へ来た際は青春18きっぷを使っていたので、まったく特急に乗ることもなく終わったのですが、787系というのでしょうか、なかなか素敵な車両です。あんまりうれしかったので、鳥栖で降りるのを辞めてフリーゾーン最遠の大牟田まで乗車し、鳥栖まで反対列車で引き返しました。今日は鳥栖泊です。

【2日目】


今日は天気が良いかなと思いきや、またまた風が強く寒いです。昼前後に所用があるため、朝少し早起きして基山から出ている甘木鉄道に乗りに行きます。第3セクターの中でも優等生に入ると聞いていましたが、乗客もそこそこあり活気が感じられました。短い路線にもかかわらず2本の列車と交換しました。
終点の甘木で「補充券とかありませんか?」と聞いてみたのですが、感熱式の回数券くらいしか無いとのことでした。収穫は無しでしたが、係員の方が非常に丁寧に対応してくださり、ありがたかったです。
もと来た道を戻り、鳥栖で所用を。の前に、鳥栖駅で「はやぶさ・さくら」号を撮影しようとしていたのですが、所定の時間より遅れているとのことでそれを待っていると私も遅れそうなので駅をあとにします。
昼頃に少し時間があいたので、お隣の肥前旭駅へ。補片を置いていないかと思い訪問したのですが、残念ながら無し。今回はというか今回もあまり下調べをしていなかったので、こんな結果です。「料補と出補ならあるよ」とのことで、鳥栖→佐賀の自由席特急券、肥前旭→鳥栖の乗車券でそれぞれ作成していただきます。この駅の方も親切な方で、私のようなわけのわからん客にも丁寧に対応していただきました。
用事が済んだ後、吉塚駅へ向かいます。ここにある博多南線の特定特急券が欲しかったのですが、みどりの窓口で聞いてみると「ヨタク(?)の券のことでしょう。ここでは扱ってないです」との返事。もう無いのかとも思いましたが、「もう一つ出口が反対側にあったよな」と思い直し、そちらへ向かってみるとありました。特定特急券の大人用、小児用、そして駅名スタンプを押す軟券の3つを購入。回数券もあるとのことでしたが、貧乏なので断念。
切符の収穫はこれくらいでその日の晩のうちに、博多→新大阪→鶴橋→自宅、と帰って行ったのですが、おまけが一つ。博多から「のぞみ30」号で九州をあとにするはずだったのですが、小倉に停車後なかなか動こうとしません。「おかしいな」と思っていると、「のぞみ28号が車両故障のため当列車は前へ進めません」とのこと。結局40分ほどの遅れで動き出したのですが、あまり遅れると伊賀線の最終に間に合わないもので冷や汗ものでした。この前も名阪で事故渋滞のあおりをくったり、今年はこんなことが多いのかな・・・。

<おわり>


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