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切符収集記&登山行記

切符収集記&登山行記

再び関東へ

再び関東へ

旅行期間:平成16年5月6日~9日
訪問標的:名鉄美濃町線、小湊鉄道、関本案内所

【プロローグ】

去年受けたボランティア通訳検定A級の合格者対象研修が5月8日・9日に東京で開催されるとのことで、それにあわせて関東の私鉄を訪問することにしました。当初は7日だけ休みをとり6日は出勤して夜に夜行で出発というプランを考えていたのですが、6日も休みがとれたので名古屋から夜行バスに乗る前に美濃町線も訪問することにしました。

【1日目】

今晩、東京へ向けて利用する夜行バスの名古屋発が21時のため時間に余裕があり、昼過ぎの上野産業会館発・高速バスの客となり名古屋には14時に到着。今日はあいている時間を美濃町線撮影にあてるため一路、新岐阜へ向かいます。新岐阜から4分の接続で美濃町線電車に乗り換え。途中、中間改札を通り「あぁ、あそこで地図式の補充券を扱ってあるのだな」と思うのですが、時刻が15時近くなり日照時間が気になるので撮影を優先、切符収集は後回しにして今度は上芥見を目指します。他の方が上芥見駅でのスナップを紹介されており、良い雰囲気だったのでそれを狙うことにしたわけです。
美濃町線は美濃~新関が廃止になって以来の乗車と思いますが、天気も良く車内ものんびりしたムードで「前回って、こんなに気持ちよく乗車したっけ?」。途中までしばらく市街地を走る感じなのが山が見えたりして次第にのんびりムードに。日野橋付近で跨線橋がありそこで撮影しようかと迷ったりもしましたが、また何回か訪問するだろうからということで、とりあえず上芥見まで行ってみることにします。下芥見を出るとゆるーくカーブしていく箇所があり、そこで撮影することにして目星をつけておき上芥見で下車しました。写真で紹介されていたように道路の端に乗降場が設置され、道端から写真を撮ると良さそうです。駅で写真を撮ろうかとも思ったのですが、今日は先ほどのカーブ区間および下芥見の交換風景を撮影しようということで、下芥見方面へ徒歩で引き返し田んぼが広がる中や下芥見駅で写真を撮影。
撮影に興じた後は、再び新岐阜へ。本線ホームへの中間改札で地図式補充券を無事入手し、バスの発車時間まで時間をつぶすべく名古屋へ引き返します。新岐阜からはパノラマカーの展望席を楽しみました。今までだと、照れくさいような恥ずかしいような感がありいちばん先頭には座らなかったのですが、最近は周りの目を気にしなくなったというか、おじさん化が進行しているというか、いちばん先頭に着座。特別料金無しでこういった車両を利用できるとは、本当にありがたいことです。
名古屋では床屋に行くつもりだったのですが、あてにしていた床屋がつぶれていてあわてました。結局、床屋に行くことはできず飲食店で時間をつぶし、バスの出発時刻となりました。

【2日目】

定刻より少々遅れて、ドリームとよた2号は東京駅八重洲口に到着。夜中にパトカーが走っていた様子をねぼけた頭で聞いていたのですが、御殿場IC付近で事故があったようで若干遅れたとのことでした。
さて、今日は、夕方くらいに新宿に着けばよいので、小湊鉄道を訪問するプランを組みました。五井まではたいした距離ではないですが、朝飯を車中でとりたかったので、特急「さざなみ1号」を利用。6時45分に東京を出発。京葉線を経由するので、高架から倉庫や物流センターが並ぶ臨海部がよく見えます。平日朝に東京から出ていく列車なのでさほど利用はないのかと思いきや、蘇我でそこそこ利用客が乗り込んできたりで、東京圏の人口パワーを感じます。
五井で下車し、いよいよ小湊鉄道です。跨線橋裏の乗務員詰所のようなところで1日フリー乗車券を購入。今日は五井~上総中野の間を往復利用するので1700円は助かります。
五井発7時33分。とりあえず海士有木まで行くことにして、撮影できそうなところがあるか車中から目をこらします。海士有木駅の手前に田んぼが広がる区間があり、踏切脇から撮影できそうなのでそこにポイントを定め、海士有木下車。五井から9分ほどですが、構内の雰囲気はけっこうローカルムードが漂い、良い感じです。引き返すかたちで20分ほど歩いた地点で上り下り1本ずつを撮影。現像してから気付いたのですが、ちょうど田植えの時期で田の水が水鏡となっていたのでした。まったく気付かなかった・・・。
撮影後は海士有木駅に引き返し、いよいよ硬券類の購入となります。この鉄道、東京圏にありながら東京在住時に訪問することができず気になっていた鉄道でした。今日、ようやく荷物を取りに来たわけです。上総三又までの硬券・大小兼用と小児専用、入場券や軟券類を無事入手。また、補片も稲毛までで購入。補片はわざわざ作ってもらうので「大人で」と告げたのですが、「原則、口座がない区間を補充券で作るので」とのことで小児で購入。申し訳ないです。あとは、馬立の硬券往復乗車券を入手すれば小児入場券以外はだいたい揃ったことになります。光風台で小児入場券を購入すれば運賃変更印が無く、養老渓谷駅発行分では運賃変更印が付くということで、上総牛久までの区間で手短に切符類を揃えようかとも考えたのですが、上総牛久から先の方がローカルムードにあふれているとのことを聞いているので、光風台は今回はパスし馬立→上総中野→養老渓谷と進むことにします。馬立では今回楽しみにしていた硬券往復乗車券を購入。駅の方としばし言葉を交わし次の列車を待ちます。先ほどの海士有木もそうでしたが、駅の方が本当に親切でまた首都圏エリアのせいか垢抜けた感じでなかなか素敵です。
馬立からは日に数本しかない上総中野ゆき列車に乗ります。この列車に乗るためにどの駅で切符を買ったり時間をつぶしたりしようかと行く直前まで迷ったのですが、当日になるとなんとかなるものです。上総牛久を過ぎると次第にローカルな雰囲気が濃くなり、やがてこれが本当に首都圏かという山深さになっていきます。田舎の風景は見慣れていますが、駅々の風景、あふれんばかりの新緑、気持ちよいほどの五月晴れとで浮世を忘れてしまいそうです。
養老渓谷に停車すると観光客が下車して行き、車内は同業者らしき人ら3人となります。上総中野10時30分着。この駅には以前一度来たことがあり、JR木原線(現いすみ鉄道)の最終日に訪問したのでした。そのときは大原から入り、国吉、大多喜、上総中野で硬券を購入したことが思い出されます。上総中野駅はその日限りで駅員を引き上げ、今回は無人駅となってから初めての訪問となります。顔をあわせた気動車たちを撮影し、再び五井方面へ引き返します。当初は、いすみ鉄道訪問も考えたのですが、養老渓谷駅に寄りたいことと大原から帰ると新宿に着く時間が遅くなりそうだったので小湊鐵道往復のルートを選択しました。
そんなわけで、折り返しの五井ゆき列車で上総中野をあとにします。新緑の中を二条のレールが坂を上がりのびている様が車内から見えます。ほんとうにのどかです。養老渓谷では次の列車まで1時間30分近くあるので、観光地図にあった観音橋を目指してえっちらおっちら歩いていきます。この道が坂があったりでけっこうしんどく往復したらほとんど12時でした。養老渓谷駅では基本セット(入場券、線内片道乗車券)のほか小児の入場券と補往を購入。補往は五井往復で発行していただきました。この駅の方も親切な方で、ひじょうにありがたかったです。
12時16分、養老渓谷駅発。本当に良い天気で、ちらほら写真を撮っている方が見受けられます。途中通った上総鶴舞駅は下車したかったのですが、どうしても旅程が組めず今回は断念。上総牛久からは乗客も増えて五井へ。途中の車内で車補を買い損ねたので、五井の係員詰め所のようなところでお願いして購入。女性の車掌さんから購入したのですが、マニアックなお願いなので恥ずかしかった・・・。これで案件はすべて終了。この後はバスで川崎か横浜へ抜けようと思ったのですが、良い時間のバスがなく、蘇我、京葉線経由で宿泊地の新宿へ。晩は学生時代の同級生たちと飲んだくれてました。。

【4日目】

3日目と4日目午前はボランティア通訳検定の講習会を受講。講師の話が非常に興味深かった上に、実習までありなかなか有意義でした。本当はこれがメインの用事だったのでした。
さて、講習会終了後、家へ向かうのですが帰り途中に関本案内所に寄ることにします。講習会場最寄りの参宮橋から新宿まで戻り、ロマンスカーで小田原へ。小田原からは大雄山線で大雄山へ向かいます。松田駅に寄って硬券特急券を買ったりしたかったのですが、そうすると小田原からの「ひかり」に間に合いそうになく今回は関本案内所にしぼりました。大雄山駅に着くと雨の中を駅右手バス乗り場奥の案内所へひとっ走り。「これください」と券種を書いた紙を出すと、希望する列車名、日付、時刻を申込書に記入してほしいとのこと。席番、時刻等なしで売ってくれると聞いていたのですが、この係員さんの場合はそうではなさそうです。時刻表を見せてもらって申込書に記入していくのですがこれがけっこう時間がかかり、ここの案内所だけにしぼって時間に余裕を見てあってよかったと胸をなでおろします。購入した券は以下の券です。
・「はこね」新宿→小田原
・「サポート」新松田→新宿
・「スーパーはこね」新宿発
・「ホームウェイ」新宿→小田原
・関本~渋沢 乗車券
・関本~町田 乗車券
・新宿~小田原 乗車券
・新宿~新松田 乗車券
小田急線内の乗車券は片一方だけ購入のつもりでしたが、係員さんに「こっちはいいの?」と聞かれ、両方買いました。帰宅後よく見てみると、新宿~小田原の券には(小田急電鉄)のヘッダーが入っているのに、新宿~新松田の券には入っていませんでした。これでお腹一杯と思って帰宅したのですが、よく考えたらバスの軟券を買い忘れました。また、補充券があるとかないとかいう話を聞きましたが、これ以上あれこれ頼むのは悪いと思い撤収としました。最後に大雄山線の車内補充券を買い、小田原からは新幹線で帰宅したのでした。
<おしまい>


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