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カテゴリ:ラグビー
4月11日の岩手東海新聞の記事から。
釜石シーウェイブスRFCは10日、本年度の新加入選手とスタッフを発表した。新しく加わる選手は、トンガ代表などとして活躍してきたスタンレー・アフェアキ(27)、元ニュージーランド代表で昨季までトップリーグのサントリーでプレーしたピタ・アラティア(30)ら外国人選手2人を含む8人。このうち4人がFW第1列のプロップで、これまで弱点とされてきたスクラムなどセットプレーを重点に強化を図った。シーウェイブスが発足した01年に次ぐ大型補強で、池村章宏ヘッドコーチは「非常にバランスのとれた補強ができた」と満足の評価。トップリーグ昇格へ向け。「プランがクリアになってきた」と手ごたえを口にした。 フランカーとロックをこなすアフェアキ選手は、198センチの長身。ニュージーランドのプレミアリーグに所属するボンソンビークラブでプレーし、トンガ代表としてワールドカップに出場するなど8キャップを持つ。7人制代表の走力もあるなど高い身体能力が期待される。 アラティニ選手はオールブラックスのセンターとして活躍。99年にはワールドカップに出場するなどニュージーランド代表として17キャップを持つ。04、05年とサントリーに在籍し、トップリーグでプレー。昨年度のマイクロソフトカップにも出場した。サントリーではスタンドオフも経験。指令塔としての期待も高い。 このほか、トップリーグのクボタから椎村雅彦選手(28)=センター・スタンドオフ=、トップキュウシュウリーグの三菱自動車水島から広瀬充宣選手(26)=プロップ・フッカー=を獲得するなど、即戦力を補強。プロップ・フッカーには、東海大から小野寺政人選手(22)、法政大から長沼英幸選手(22)の大学卒選手も加わる。 高松貴之選手(28)=プロップ・フッカー=は昨年度の岩手県代表メンバー。横山一平選手(27)=センター・スタンドオフ・ウイング=は慶応大卒後、クラブチームでプレー。2年間のニュージーランド留学を経て、釜石の門をたたいた。 スタッフには、昨年度、近鉄のコーチを務めたグレッグ・ムラーさん(39)がストレングス・コンディションコーチとして加わるほか、01.02年にシーウェイブスでプレーした金野尚史さん(33)がアドミニストレーターとして釜石市役所から派遣。また、東京大学ラグビー部で活躍したあと95年から関東ラグビー協会に勤務した増田久士さん(43)を常勤事務局員として迎え、クラブ運営のてこ入れを図る。 シープラザ釜石で行われた記者会見には、新日鉄本社で研修中の長沼選手を除く7選手が出席。それぞれの持ち味や抱負を語った。 FWの核として期待が高いアフェアキ選手は「何事にも積極的に取組み、ディフェンス、ラインアウトで貢献したい」、「経験豊かでバックスアドバイザーの役割もつとめるアラティニ選手は「すべての試合に出られるようがんばりたい」と決意を述べた。 椎村選手は「早く新しい環境に慣れたい」、広瀬選手は「セットプレーが売り」、小野寺選手は「妥協せずに、チームのレベルアップに貢献したい」、高松選手は「スクラムワークを見てほしい」、横山選手は「強いシーウェイブスづくりに貢献できるようがんばりたい」などと話した。 事務局員としてチームを支える増田さんは「日本のラグビーは釜石から変わるのではないか、という期待がある。クラブ創設の夢をもう一度確かめながら、地道なところから、もう一度日本一のチームと言われるようにがんばりたい」と抱負を語った。 8人の新規加入選手は、シーウェイブスが発足した01年の10人に次ぐ規模。しかし、バランスや質の面では5年前を凌ぎ、トップリーグ昇格を目指す陣容は整った。池村ヘッドコーチは「チーム力をマックス(最大)にするよう努力し、長所を融合してチーム力で勝負したい」などとプランの一端を語った。 今年のシーウェイブスは期待できますぞ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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