|
カテゴリ:今日
近くで、料理研究家(?)辰巳芳子さんの講演会があり、
参加した母がその帰りに立ち寄ってくれました。 最初は、世間話だったのですが、そのうち、 私と母のまじめな話になりました。 先日、私はあることが急にわかったので、 そのことを母に話しました。 -------------------------------------- 父は6年前、がんで亡くなりました。 がんが見つかったときには既に末期で 余命3ヶ月と医者に言われました。 治らないがんであるということは、父はわかっていました。 が、余命については母は父には告げませんでした。 父は、3ヵ月後亡くなりました。 私はそのことがずーっとひっかかっていたのです。 私だったら言って欲しい。 私だったら言ってもらってきちんと人生を終えたいのに。 と。 だから、父にも話したかったし、 いろいろ父自身に決めてもらいたかった。 けれど、 母は、父に決めさせなかったという責任までもを負う覚悟で、 告げなかったのだと、わかりました。 実は私は、自分が責任を負いたくなかったのです。 父に決めてもらって、責任を逃れたかったのです。 という話。 --------------------------------------------- 母はだまって聞いていました。 その後、 「今日は来てよかった」と帰っていきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[今日] カテゴリの最新記事
|