2012/11/29(木)21:21
●鎌倉『覚園寺(かくおんじ)』
仏像彫刻の多彩さは鎌倉有数
建保6年(1218年)北条義時がこの地に大倉薬師堂を建立したのが始まり。
永仁4年(1296)9代執権北条貞時が蒙古襲来の難を逃れることを祈願して心慧上人を開山に覚園寺として再建した。その後火事で焼失したが文治3年(1354年)足利尊氏によって再建された。
北条氏、後醍醐天皇、足利氏と代々保護されてきた。
元禄年間に再建された薬師堂には本尊の薬師三尊坐像、左右に日光・月光菩薩・周りに等身大の十二神将立像が取り囲んでいて壮観です。
地蔵堂には火に焼かれる罪人の苦しみを和らげようと地獄の番人に代わり火焚きを行いそのため焼け焦げてしまたという鎌倉時代に作られた黒く煤けた黒地蔵がある。
足利尊氏直筆の字が本堂天井梁牌に書かれていたり、鎌倉有数の大きさのやぐらなどがある。
鎌倉の特徴がもっともある寺院ですので是非訪問してください。
山号:鷲峰山覚園寺
宗派:真言宗泉涌寺派
再建:永仁4年(1296)
開基:北条貞時
開山:智海心慧
本尊:薬師如来(国重文)
寺宝:黒地蔵(国重文)
:十二神将立像
:愛染堂(旧大楽寺本堂を移築)、地蔵堂、薬師堂、移築された古い民家の内海家
:樹齢約800年の槙の木(かながわの名木100選)
:その他寺宝多数
:鎌倉二十四地蔵第3番(火災地蔵)
祈願:縁結び、子授け、安産、子育て、病気回復、厄除け、長寿
行事:黒地蔵縁日8月10日
花見:みつまた、梅、桜、あじさい、蓮、百日紅、紅葉
写真:境内撮影禁止、秋の紅葉がみごとです。
徒歩:JR横須賀線・鎌倉駅東口徒歩約40分
バス:鎌倉駅バス4番乗場・鎌20・終点鎌倉宮下車徒歩約10分
駐車:あり、無料、近隣は道が狭いので注意
:曜日によって交通規制があり金沢街道から右折で進入できません。
詳細はこちら。
住所:二階堂421
拝観:500円、10・11・13・14・15時からの案内(約50分)に参加しないと境内に入れません
土・日・祝日は12時もあり、雨天休、8月休・12月20日~1月7日休
電話:0467-22-1195
近隣:天園ハイキングコース、鎌倉宮、荏柄天神社、百八やぐら
覚園寺地図
鎌倉情報検索はこちら 鎌倉なんでも検索リンク集