カメコリーの懸賞バカ一代

卒業 雪月花殺人ゲーム （講談社文庫） [ 東野圭吾 ]

今回図書館で借りてきたのは東野圭吾の『卒業』です。

桐野夏生の『OUT』を借りようと思ったのですが

なんだか暗そうだったので断念……

『嫌ミス』の女王、湊かなえも久しぶりに読みたいんですけど

疲れている時には重すぎて（笑）

『卒業』は「新参者」の加賀恭一郎の大学時代の話。阿部寛を想像しながら読みました。

大学4年というともう20年以上も前の話になりますが、この主人公みたいに

何かに熱中することなく、もちろん殺人事件に巻き込まれることもなく（笑）

平凡だった自分の学生時代を思い出して、少し暗くなりました（笑）

本に出てくる「雪月花之式」。お茶の世界にはこんな雅な遊びもあるんですねぇ。

知らない世界、縁のない世界を垣間見るのは楽しいものです。

トリックは「おーーーーっ！！」と鳥肌が立つようなものではありません

でしたが、後々の加賀恭一郎の活躍を思いながら読むのも乙かもしれません。