かめどら居候日記

2011/02/08(火)01:09

今さらながらですが

映画(74)

  「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を観てきました。 「今さらヤマトはねぇでしょ。」 きっと多くの人は、予告編を観た時に失笑してそうおもったのではないでしょうか。 わたしもそうおもいました。 予告編の出来もよくなかったし、ヤマトとキムタクという「うわっ」な組み合わせに 拒絶反応があったのかもしれません。 だから暇さえあれば映画館へは行ってますが、これは避けていました。 ここ数年、けっこうな回数、映画館へ足を運びましたが その度に一々日記にアップしたりはしませんでした。 今回の「ヤマト」も、観る前には日記に書く気はありませんでした。 実はこの週末、ある映画を観に行きまして、1時間ほど経ったところで席を立ちました。 「こんなもの観るならヤマト観た方がましだ」と。 「ヤッターマン」ですら最後までちゃんと観るわたしですが、ちょっと我慢できなかった。 で、口直しに「ヤマト」を観に行ったわけです。 何度か書いてますが、映画の評価は事前の期待と大いに関係があります。 期待が過大だと、がっかりすることは多いです。 でも今回は妙な期待はせずに席に着くことができました。 「アニメのヤマトとか、予断なしに一本の映画として楽しもう。」と。 例えば、ここ最近では「RED」とか「GANTZ」あたりも観ましたが これらよりも、個人的にはおもしろかったです。 なんでネットのレビューであんなに酷評されているのか。 予告編では、正直言って「くさいな」とおもったのですが、実際観てみるとそうでもなかった。 昔の4コママンガで「徳永英明が好きだと男はなぜか恥ずかしくて公言できない」 という話があって、当時は「なかなかうまいことを言うもんだな」とおもったのですが そういう空気と似てるんじゃないですかね。 とりあえず、ヤマトは批判しとかないとまずいだろうという。 もちろん、よくいう「突っ込みどころ」は満載です。 でも、そもそもが架空の未来の話であるし、日本映画が不得意とする分野ですから そんなに辛く観なくともいいんじゃないでしょうか。 わたしは、不得意な分野でもあっても作ろうとした心意気にマルです。 あれは86年のメキシコワールドカップでしょうか。 同級生の友人とテレビを観ていたわたしは 「なぁ、なんでこれ日本は出てないの?」 とたずねました。 「ば~か!日本が出れるわけねぇだろ!」 その頃、わたしはサッカーのことは何も知りませんでした。 マラドーナがすごいらしいということくらいしか。 当時、日本代表がワールドカップ本大会で決勝トーナメントを戦うことになる と言っても、信じる人はほとんどいなかったはずです。 日本映画に将来何ができるか、それはこれから次第でしょう。 「ヤマト」を馬鹿にするメンタリティと、チャンピオンズリーグは見るけど Jリーグなんかレベルが低くて見ちゃいられないというそれは、どこか地続きな気がします。 なにしろ、池内博之さん扮する空間騎兵隊の斉藤がかっこよかった。 それが言いたかった。

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