2007/10/03(水)09:49
ときには、「闇」を体験することも必要です。
★今日のフォーカスチェンジ♪
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ときには、「闇」を体験することも必要です。
もう、10年近く前になりますが、
たまたま、沖縄の離島に住んでいた友人を
たずねたことがあります。
「せっかく来たのだから、闇を体験してみない?」
と、友人が誘ってくれました。
闇。…そう、文字通りの、真っ暗闇のこと。
たしかに、都会に住んでいると、
本当の闇など、体験するチャンスはありません。
さっそく、OKをして、
その夜、友人の家族とともに、車で、森に向かいました。
車を走らせていくと、やがて、
かすかに見えていた人家のあかりも、消えました。
森のなかに入ると、もう、明かりはまったくありません。
車を止め、ライトを消しました。
あたりに、深い闇が、おりてきました。
みんな、言葉を発することを忘れて、
ただ、その闇のなかで、静かに呼吸していました。
怖いという感情は起きませんでした。
ただ、心が、
どんどん、静かになっていくのを感じていました。
まるで、闇の無限が、自分の心にも広がるように。
まるで、自分が、宇宙とひとつになっていくように。
私たちは、光にあふれた日常の生活のなかで、
何かとても大切なことを忘れているような気がします。
それが何かは、人それぞれにちがうでしょうが、
ときには、それを見つめる時間や空間が、
必要な気がするのです。
そう、「原点回帰」とでも言うのでしょうか。
あなたの生活のなかに、闇を体験する時間を、
つくってみませんか?
--かめおかゆみこ発行
「今日のフォーカスチェンジ」
第131号(2004年3月10日発行)より
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