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2008/11/23(日)17:31

オレを呼ぶ南米

マラソン/山/トライアスロン(227)

ここ数日、インターネットでペルーのリサーチをしている。 オレの今の勤め先は製造業なのでクリスマスから年始にかけて工場が稼動停止になるのだが、今年は12連休になるのだ。 去年までは中間管理職の立場上、ほんの4~5日間の休暇を取るにも気を遣ったものだが、皮肉なことに今年はイヤでも12日間連続で休まねばならないのである。 どこかこの時期に12日間を過ごすおススメの場所がないか知人に尋ねてみるが、だいたいどこもカナダ国内の寒いところか、海外であればかつて行ったことがあるところばかりである。「ああ、あそこね。」とは思っても「おお、そこは!」と思うような場所はない。 そこで過去に行った場所を振り返っていて思い出したのは、オレは世界7大陸のうち、南極大陸と南米だけはまだ足を踏み入れたことがない、ということである。南極はまあ、莫大なカネとヒマと冒険心がある奇特な人が行く場所として、南米はなんかこう、「死ぬまでにアレだけは見ておきたい!」と思わせるものに乏しく、いままで積極的に行こうと考えたことがなかった。 そこで南米のどこに行こうと考えていて、すぐにマチュピチュが頭に浮かんだ。アンデスの山奥にあって、まだ発見されてから100年も経っていないインカ帝国の遺跡である。 さっそくインターネットで調べてみると、どうやら世界遺産に指定されてから1日の入場者数が制限されているらしく、5ヶ月くらい前に旅行代理店を通して予約しておかないと入れないらしい。 キリマンジャロに登ったときに世話になったイギリスのトレッキング専門の旅行代理店にダメモトで問い合わせてみたところ、唯一12月25日に出発するトレッキング・ツアーに若干の空きがあるらしい。さすがにクリスマスの日はみんなゆっくりしているのだろう(笑)。 最寄の都市クスコから電車とバスで日帰りするツアーもあるらしいが、せっかくインカ帝国の遺跡を見に行くのだから、当時の帝国の連絡路であったインカ・トレイルの山道を辿ってテント泊で4日掛けて行くトレッキング・ツアーを考えている。標高4000m超の峠をいくつも越えるそうなので、ちょっとした登山である。心配なのは雨だ。アンデスの10月~2月は雨季らしいのだ。雨の中のキャンプはボーイスカウト時代のさまざまなツライ記憶を思い起こさせる。 トレッキングに5日、インカ帝国の首都クスコの観光に1~2日割いてもまだ数日間余裕があるので、チチカカ湖とかナスカの地上絵とか今サミットが開かれているらしい首都リマの観光なども検討しているが、旅行者のブログなどによると、チチカカ湖は最近汚染が激しくて水が濁っており悪臭がするそうだ。またナスカの地上絵の方は近所の連中が近道を求めて自動車で横断するため絵の判別がつかないくらい薄くなっていて(笑)、リマはけっこう治安が悪いそうだ。まあ、せっかくだからナスカの地上絵くらいは見ておこうと思っている。 それにしても4日間に及ぶ標高4000m級のトレッキングであるからして、またキリマンジャロの時みたいに階段トレーニングでも始めないとなあ。

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