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2011/02/20(日)17:52

山装備チェック

マラソン/山/トライアスロン(227)

出発が明後日に迫ったので、装備及び食料を確認した。   持参する装備及び食料の一部(衣類を除く)  小学教師をしているトライアスロン・チームの仲間が、遠征から帰ったら今回の登山について子供たちの前で発表して欲しいというので、装備チェックの様子を自分でビデオに撮っている。ちなみにまだ風邪から完全に快復していないようで、ちょっと鼻声である。これで万が一本人が帰れなくなったとしても、ビデオを見せておけば本人不在でもちょっとした発表ができるだろう(笑)。 出発前にいちおう保険に入った。 インターネットでダウンロードした入山許可申請書に保険に関する情報の記入欄があったので、保険が無かったために現地に着いてから許可証の発行を拒否されたりしてもも困るし、ネットで安そうな保険を探して入っておくことにしたのだ。アコンカグアの登山口に入る日から戻る日までの2週間ちょいの期間で160ドル(1万5000円)。デンマークの保険会社らしいのだが、インターネットでほんの数分で手続きが完了した。あんまり簡単過ぎてふと「これってもしかして保険会社を装った詐欺サイトじゃないか...?」などと疑念が湧いてしまった。まあ実際に保険の世話になる日が来たら判かることだ。 アコンカグアの登山記録を読んでいると、遭難死以外にも、健康を害してベースキャンプ常駐のドクターから強制的にヘリで下山させられたとか、凍傷になってやはりヘリで病院に運ばれたとか、足を挫いて歩けなくなりラバの背に乗せられて下山したとか、病院の世話になった話が結構ゴロゴロと出てくる。自分は医者の世話になるくらいまで自分自信を追い詰めるつもりはないが、山に入ってしまえば予想しない事態が発生することもあるだろう。その時の出費の心配をしなくて済むなら1万5000円の安心料というのは吝嗇な自分の金銭感覚からしてもそう高くない。 海外在住の日本人の知人が、風邪を引いてベッドの中に横たわりながらアコンカグアのベースキャンプのウェブカム画像を(iPadで)見ているうちに後悔の念が生じてきた話を聞いて、自分の意思とは無関係に「山に呼ばれる」ような時は注意した方がいいとのアドバイスを受けた。ほんの1ヶ月前までは翌シーズンに遠征を延期するような話をしていたので、今回ギリギリになって急遽遠征を決めたのは「山に呼ばれた」のではないか、ということらしい。まあ、写真とYouTube動画でしか見たことがない山でも、そういうことがあるのだろうか。 ところで、この荷物の上に現地で調達する食品や燃料が加わるのだが、現時点ですでにこの量である。105リットルのバックパックと約100リットルのミリタリー・ダッフルバッグがパンパンの満杯になり、あふれた分を登頂日用及び機内持ち込み用の小型バックパックに詰めてなんとか収まった。 バックパック23kg、ミリタリー・ダッフルバッグ20kg、登攀日用バックパック8kg (機内預かり&持ち込み制限重量ギリギリ)  まだ水(1日分4~5リットル)を入れていないので、この大きさでも重量は計50キロ程度に収まっている(自宅の体重計での計量による)。登山口からベースキャンプまでの3日間で使わない荷物は、登山口にあるラバによる輸送業者に任せてベースキャンプまで運んでもらう(最低運賃160ドル!)ので、まあベースキャンプまでは何とかなりそうだ。 それより、メキシコなんかと違ってチリもアルゼンチンも英語が滅多に通じないらしいのだが、ちゃんと現地に着いてから両替したりバスのチケット買って移動したり出来るのか(笑)。まあこれまでぺルーやブルガリアみたいな国でも何とかなったから気楽に構えているのだが。そもそも登山開始に漕ぎつけるまでが一番の試練だったりしてなあ。

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