図書館で借りた本です。上巻に引き続き下巻です。
3冊同時に貸してくれるのは、ありがたいのですが必死で読まないと期限までに
読み終わらないので、ちょっと辛いです…。
「冷血」〔下〕 高村薫さん

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
井上克美、戸田吉生。逮捕された両名は犯行を認めた。だが、その供述は捜査員を困惑させる。彼らの言葉が事案の重大性とまるで釣り合わないのだ。闇の求人サイトで知り合った男たちが視線を合わせて数日で起こした、歯科医一家強盗殺害事件。最終決着に向けて突き進む群れに逆らうかのように、合田雄一郎はふたりを理解しようと手を伸ばす――。生と死、罪と罰を問い直す、渾身の長篇小説。
上巻で犯人逮捕まで下巻の厚さも上巻と同じくらい(上巻475P 下巻440P)
2人の取り調べが延々と続きます。なんか、読んでいて、事件に巻き込まれたくないけど
こんな加害者には、絶対に殺されたくない!という気分になりました。
もちろん、加害者にもなりたくないですけど。
恨まれてとか憎まれてとかちゃんとした理由があれば、何をやってもいいわけじゃないけど
あーそうなんだ…とかって、少しは納得できるかもしれない(出来ないけど)
なんとなくノリでやっちゃいましたぁ~で殺されるのは、勘弁して欲しいな。
ニュースを見ていても「無差別殺人」とかのニュースだと運が悪いとしかいいようがない。
合田さんが犯人をどこまで理解すればいいのか悩んでいる様子が何度も何度も…
警察と検察と弁護人と裁判官との間のきしみとか、犯人との文通もどきとか。
罪を犯した人でも、ほぼ死刑確定の人でもこの点は、情状酌量されてもいい部分じゃないか?
とか…合田さん、そんなことを一人一人に思っていたら、合田さんがパンクすると思います。
というような重いお話でございました。
下巻になって「冷血」という単語が何回か登場しました。
えーここでタイトルになっている単語を使うのかぁ…でした。