ぶっくおふさま物件です。苦手な村上春樹さん物件です。
苦手なんですが、目に付いたので買ってしまいました。
前の「1Q84BOOK1-3」で、なんとなく慣れてきたので…
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 村上春樹さん
【内容情報】(出版社より)
多崎つくる鉄道の駅をつくるのが仕事。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。
何の理由も告げられずにーー。
死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時なにが起きたのか探り始めるのだった。
相変わらず、まわりくどい比喩の説明っぽい感じは、あったのですが
昔の作品に比べて、わかりやすかったです。
昔の作品、「XXはZZのようだ」という比喩説明が書いてあっても
XXもZZもわからない、知らない内容で、それが1冊の本の中で山ほど
登場するので辟易して、もう、村上春樹なんか嫌い!わからん!
と3冊くらい読んで、諦めました。
その後、他の方からのお薦めもあり、何度かチャレンジしております。
この本は、前に比べて読みやすく、3つの年代のことが交互に語られるのですが
何があったの?どうなるの?というわくわく感もあって、面白かったです。
純文学から大衆小説に近寄ってきてくれたのでしょうか?
で、シロさんを殺した犯人は誰なの?
灰田さんは、どうして何も言わずに去っていったの?
つくるくん、結婚は、したの?
その疑問は、読んだ人が好きなように想像しろってことかしら?
シロさんは、顔見知りに殺された。
灰田さんは、つくるくんが大好きだったけど、つくるくんは、ゲイじゃないから諦めた。
つくるくんは、フラれたような気がする…
他の方は、どんな想像をしていらしゃるのかしら?