図書館で借りた本です。
新着で真山さんの名前をみつけてすぐに予約しました。
「アラート」 真山 仁

内容紹介(「BOOK」データベースより)
トランプ2.0、台湾有事、「北」の挑発ーリアルな危機から、この国を守るのは誰か?政権は5年間で防衛予算倍増を掲げたものの、財源問題の出口は見えなかった。防衛省はこの機に設備増強を主張し、財務省は財政規律を譲らない。政治家は選挙を恐れて増税に及び腰だ。頼みの在日米軍が対中国に重心を移そうとする最中、その事故は起きた。台湾軍の潜水艦と日本の漁船が衝突、沈没。現場に集結してきたのは中国海軍の艦船!この危機に、北京滞在中の与党総務会長・都倉響子の決断は?彼女の行動は、この国の未来と安全に、何をもたらすのか。安全保障を「税」から問う圧倒的長編ポリティカル・フィクション。
この本を読むまでは、自衛隊なんて無駄。高い戦闘機とか買う必要あるの?
って思ってました。迎撃ミサイル1発60億だそうです…
自分の国は、自分で守る。そのためには、迎撃ミサイルが必要。でも1発60億の予算が…
防衛力強化のために増税と言えない政治家は、国債を発行するという愚行をしようとする。
という世の中を変えていこうとする政治家、官僚のお話でございました。
この本の中では、2027年には、米軍が日本から撤退して基地がなくなります。
それはそれで米軍基地に苦しめられていた人達にとっては、良いことなのかもです。
(米軍基地の人達で商売していた人は、困るだろうけど)
撤退した瞬間から露とか北とか華の国の哨戒機が飛び回り、潜水艦が泳ぎ回り
ミサイルが飛び交う世界が…
平和ぼけしている私は、そんな世の中来ないよ~~~と言いたいのですが
実際のところ どのくらいの確率でそんな世界になっちゃうんでしょう?
ミサイル費用を捻出するために防人税1年間3万円。成人以上が全員で負担。
払えない人は、1ケ月の予備自衛官勤務。これで自分の国は、自分で守る!
そうなった場合は、3万払うしかないだろうな…
この本を読んでいると今の政治家さん達がちっちゃく感じるなぁ…
とても怖い近未来のお話でございました。