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井の中の亀

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カテゴリ:お気に
今日のタイトルをみて すぐに

   「よこはま~音符

と、口ずさんでしまえたあなた! 私と同年代もしくは少し先輩でしょうかウィンク


先週の土曜日に公開になった、是枝裕和監督の『歩いても 歩いても』という映画を初日に見てきました。
             

冒頭の ご存知いしだあゆみさんの
 ブルーライトよこはま
この歌の歌詞から『歩いても 歩いても』というタイトルになったと聞いていましたが
劇中でどんなふうに、絡んでくるのかと思っていたら・・・・・。


というわけでコチラの映画 とある家族の夏の日の一日を 何か特別大きな事件が起こることもなく たんたんとおっている作品です。

あえて、詳しいストーリーなどは書きませんが(気になる方はぜひ公式ホームページをご覧ください)公式ホームページはこちらから
私の解釈というか、感じた事思った事をちょっとだけ書いてみようかと。


是枝監督の作品は、監督が私と同年代ということもあり、最初の作品から
劇場でみている私ですが、どちらかというと邦画にくわしいとか、時事ネタ?に詳しい方でないと
監督の名前もご存知ないかもしれませんね。是枝監督の長編作品はこちらに

『誰も知らない』という映画では柳楽くんが賞をとったことで
かなり話題にはなりましたが、題材が題材だけに万人向けという作品ではなかったでしょうか?
主演の柳楽優弥がカンヌ映画祭において、最優秀男優賞を史上最年少で受賞!東京で実際に起きた「子ども置き去り事件」をモチーフに描く是枝作品最高傑作!■誰も知らない■


もともと ドキュメンタリー番組を撮っている監督。
いままでの作品とは違って今回は、初のいわゆるホームドラマ。
きっかけは 監督自身の 母親を亡くされたことで感じたいろいろな気持ちを
あえて私的に消化したかったことから出発しているのだそうです。





ある夏の日に、集まる家族。
そこには、たくさんの料理で子どもたちや孫をもてなそうとする老いた母がいて 
そこには、家族の役割みたいなものが 存在して
それぞれの立場で いろんな気持ちがからみあい・・・・。

是枝監督の映画は、説明的なセリフは一切なく それでも家族のいろいろが
みんなのセリフから分かりすぎるくらいわかってきて・・・。

見ていると クスッとしてしまう場面あり
現在、妻であり母である自分のことや、昔子どもだった自分や、これから先老いて行く自分に重ね合わせ せつなくなったり
なんともいえない気持ちになったり。。。


場面場面にまさに効果的に 少しだけながれる ゴンチチの音楽と
光の加減を計算しつくして作ったという その自然な光。

短い時間の中にたくさんでてくる、夏の食べ物の色。

セットとは思えない 細かいところまで設定されている室内風景。 小物の数々。




見終わると、劇中でつかわれている言葉 じわじわ とさらに
いろいろなことを 感じる映画でした。

私が見た映画で、ここまでセリフや俳優さんたちの時々の表情を思い出せる映画は初めてかもしれません。(といっても、あくまですばらしい役者さんの演技で自然に会話されている、いかにも家族のどうでもいいような話が中心なのです)


この映画の副題?でもあり、終盤で 出てくるセリフ

  「いつもちょっとだけ間に合わないんだよな」

というその言葉のように、人生はいつもちょっと間に合わないことで
いいこともあり、悪いこともあるのかも。




この映画、全国でも公開されますが すぐ近くの劇場ではやっていないかもしれません。
   が、
ぜひ たくさんの方にこの映画の家族に会いにいってもらいたいと すごく思いました。


私ももう一度、横山家(劇中の一家の名前)のみんなに 会いに行こうと思ってますハート(手書き)









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Last updated  2008/06/30 06:05:22 PM
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