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昨夜、ドラッグストアに勤めていたころのお客さんから電話がかかってきました。
私と同じ歳の女性で、去年、お父様を亡くされました。 亡くなる前の心配と亡くなってからの悲しみで、すっかり精神的に不安定になられて、お店に頻繁に私宛に電話が掛かるようになりました。 表向きはお医者さんから処方された薬についての相談でしたが、同じ話のくりかえしで電話口で泣き出してしまわれることもしばしば。 でも、じっくりお話をお聞きした後、 「○○さんはお父様に、できることはすべてしてさしあげたじゃありませんか、本当によくやってこられたと私は思いますよ。 お父様は、いま、向こうの世界でとっても○○さんに感謝されてるにちがいないですよ。 ただね、今度○○さんが自分のことで気持ちが晴れずに健康を害してしまいそうだとお父様に心配されていると思いますよ。」 とか、 「いまは、悲しみで眠れないのもムリはないんですから、治そう治そうとあせらなくっていいんですよ。お薬をちゃんと飲んで、ゆっくりゆっくり待ちましょうよ」 と、返していた。 私はそのころ調剤もやっていたので、いつも電話に出られるわけではなかったので、自宅の電話を知らせました。 本当は自宅の電話を教えるなんて危険なことなんですけど、その方の本当にお父様を大切に思っていらした気持ちにはうそが無く、その必死さに私は心を打たれていました。 そのうち、電話が少なくなり、ある時久し振りに掛かってきたその方から、おかげさまで私もすっかり元気になりました。とお礼の電話がありました。 そのときは、思わずウルウルしました。 やっぱり、この仕事をしていて、おかげさまで治りましたと言われることが最高の幸せな時なんです。 昨日の電話は、お母様のことについての相談でした。 お仕事はまだ、始められないんですか? と聞かれ、また仕事したいと強く思っている自分に気づきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月01日 23時34分01秒
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