かめおかゆみこの≪表現するからだとことば≫塾

2011/01/30(日)06:59

生まれながらの才能なのです。

★今日のフォーカスチェンジ♪ 生まれながらの才能なのです。 中学・高校と 演劇部に所属してきて、 「演劇なんてやめなさい」 ということばを、どれだけ 聴かされてきたでしょう。 幸い、私自身は ありませんでしたが、 周囲の友だちや後輩などは、 親など、おとなからよく 言われていたようです。 スポーツなら問題ありません。 体力がつくから、というのが 理由です。 でも、演劇は、 「そんなものやって何になるの?」 が、定番でした。(笑) たしかに、意味はありません。 何十回、何百回と稽古して、 上演が終わればそれで終わり。 まして、ちゃんとした指導者も いない環境でのお芝居が、 それほど完成度の高いもので あったはずはなかったでしょう。 それでも、つづけてきました。 いつのまにか、それが、 ライフワークにつながるものに なっていきました。 いま、振り返って思います。 たしかに、演劇部という枠組み のなかでは、「お芝居」という かたちをつくってきたのだけれど、 本当は、もっと奥深いものと 向き合いつづけてきたのでは ないかと…。 それは、かたちにならないだけに、 外がわからも、みとめては もらいにくいのだけれども、 ずっと静かに、深いところで、 私を支えつづけてきてくれたの ではないかと。 太古の昔、ひとびとは、 収穫の秋に、そなえものをして、 天に感謝の祈りをささげ、 火のまわりを、歌い踊りました。 それが、演劇のはじまりで あったとも言われています。 芸術ということばなどなかった 時代に、人々は、感謝の気持ちを、 そのように表現せずには いられなかったのです。 そう。ひとは、表現せずには いられない生きものなのです。 表現することが、天とつながること。 表現することによって、 私たちは、つながりを 保ってきたのです。 そのひとつのかたちのあらわれ が、演劇だったと思うのです。 だから、舞台をつくるうえでは、 完成度も必要だけれど、 その根底にある、表現したい 思いを、もっとも大切にしたい。 ひととひとがわかりあうために、 表現があるならば、その方法を、 もっとみがいていっていい。 動物には、演技はできません。 親鳥が外敵にたいして、 ひなを守るために、わざと けがしたようによそおうという ことなどはあるけれども、 わざわざ何度も練習して、 表現することなどしません。 これは、人間だけに あたえられたちからなのです。 どちらがすぐれているとか、 劣っているとかではなく、 神さま(がいるとすれば)が、 人間にプレゼントしてくれた 才能なのだと思うのです。 自分を表現すること。 ひとと思いを伝えあうこと。 それをかたちにあらわすこと。 私たちは、もっともっと 大切にしていっていい。 演劇するこころ(舞台という 枠組みでなくとも)を、 もっともっと楽しんだらいい。 そして、もっともっと、 つながりあっていけたらいい。 こうして、人生の大半を 演劇とかかわってきて、 あらためて思うことです。 どうぞ、あなたのこころの なかの、表現する気持ちを 大切にしてください。 思いをかたちにし、 それを伝えることを 大切にしてください。 そしてまた、誰かの思いを、 受け止めることを 大切にしてください。 それは、私たち人間だけに あたえられたギフトです。 ギフトとは、「才能」という 意味ももっています。 生まれながらの才能なのです。 使わない手はありません。 ●今日の記事、心にひびいたよ~というかたは、  よかったら、↓クリック↓していただけると、うれしいで~す♪ ≫≫≫≫≫  ≪≪≪≪≪ (クリックするだけで、ポイントが加算されます) 世界の医療団 ひとことメッセージが添えられます。

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